REPORT

ゲストハウスのまちあるき

2021年3月1日

村上 侑(むらかみすすむ)1166バックパッカーズスタッフ

プロフィール
茨城県出身。都内の旅行会社勤務を経て、2020年7月に長野市に移住。西町のゲストハウス・1166バックパッカーズでスタッフとして勤務。宿の接客業に加えて、宿泊者向けのまち歩きのガイドも務めています。

コース案内
1166バックパッカーズでは、宿泊者(ゲスト)向けに朝のまちあるきを開催しています。ゲストの皆さんに好評なスポットを、移住して半年足らずの”新参者“の視点でご紹介しつつ、旅行者の気分を味わっていただければと思います。

コース
楽茶れんが館

十八の丁石
善光寺の表参道に等間隔で並ぶ石碑。ここで長野駅~善光寺のまちの成り立ちについて説明しています。

1166バックパッカーズ
普段のまちあるきは、宿の建物の紹介からスタートします。

ギャラリー花蔵
元酒店の蔵を改装したギャラリー。ホール利用もできるため、演劇・音楽好きなゲストを案内することも。

武井神社
境内に奉納されている大絵馬は、ゲストの皆さんにもインパクト大。地域の人々の祭りへの想いを説明するのに欠かせない場所です。

善光寺東参道(旧北國街道)
善光寺への入口は表参道だけではありません。善光寺仁王門と長電善光寺下駅を結ぶ東参道は案内人イチ押しの道です。

シンカイ
建築好きも、雑貨好きも楽しめる不思議なお店。最近はおやきも買えるようになったのだとか。

大福屋
味のある緑色ののれんには「古本 喫茶 牛乳」の文字が。モーニング営業はゲストからの人気も高いです。

 

◆出発式 楽茶れんが館

かつては都内の旅行会社に勤務。とりたてて場所は決めていなったけれど地方に移住したいなあーと考えていまして導かれたかのようにスポッと長野市のバックパッカーズにおさまりました。

◆十八の丁石〈じゅうはちのちょうせき〉

楽茶レンガ館を出るとすぐ四の丁石(石碑)を発見。「丁石は善光寺から長野駅に通じる参道に18があって、1丁がおよそ100m間隔にならんでまして、善光寺から1丁が始まり最後の18丁は長野駅の新幹線改札口に善光寺の大看板があってその下に設置されています・・・・・」

↑すみません、また善光寺へ向かう美人にみとれて聞いていませんでした。

◆1166バックパッカーズ

1166バックパッカーズの歴代オリジナル手ぬぐい。旅人のお土産に大好評とのことです。デザインもかっこいいので納得です。次の新作が気になりますよね。

裏には世界地図が貼ってありましたが、世界の紙幣で埋め尽くされてました。外国なら、1ドル札はパクられちゃうよね

日本人宿泊客はこの日本地図に、どこから来たのかマーキングしていくようです。礼文島からきてる旅人がいるぞ~

お風呂を盗撮。バックパッカー族にはほんとありがたい設備です。近くに亀の湯もあるから立地もいいなあ~

◆ギャラリー花蔵

村上さん:「昔の酒屋さんの倉庫をリノベーションしたものです。展示会、演劇、コンサートライブとしも活用されています。改築工事は、なるべく費用をかけずに廃材等を使い信大の学生が夏休みなどを利用して2年で完成させました。このように門前界隈には学生たちにいろいろなチャレンジする機会を与えたり地域の伝統文化に触れてもらうなど現場体験のなかからいろいろなものを吸収してほしいなといった大人チックさがあります。」

2Fには酒にまつわる展示コーナー。ここで一杯やりたいねえ~

お待たせしました!昭和10年代生まれ~のおとうさんたちには懐かしいでしょう?

↑ おいっ、単におまえだけの趣味ちゃうんかい~!

◆武井神社

境内には大絵馬が奉納されていました。

◆善光寺東参道(旧北国街道)

昔からある北國街道をいま歩むご一行。江戸幕府によって整備された脇街道で、善光寺を経て、新町、牟礼、野尻、越後に通じてました。

北島書店&長野電鉄のプチレトロな看板シート。おそらく1981年の長野→善光寺下間の地下駅化を記念してのものだろうか?。こおいうのを発見するとなんか得した気分になります。

◆シンカイ

↑だれだれ????個人的に気になってます。

シンカイオリジナルブランド?Tシャツが新入荷。

シンカイさんのおもしろいところって、また何おっ始めるの?っていうところなんだなあ

世界のおやきシリーズなんだって!次にメキシコがくるかな?ミル・マスカラスのタコス風味。←個人的な希望

◆大福屋

村上さん:「ここへは朝めしを食べにくるんですよ。善光寺界隈で朝早くからうまい定食が食べれるのは数少ないんでほんとありがたいんです」

店主望月さん:「私もUターン組でして、長野に戻ろうと、学生時代から慣れ親しんだこの周辺で住む場所がないかと探していたところ、この物件にビビッと来てしまいました。以前は下宿屋と魚屋やとして使われていました。即決でしたね。屋内は枝葉のようにおもしろい構造になっていましてどんどん通路が伸びては分かれ部屋になっていきまして、空間がぜいたくなんです。住居というより店にしてしまおう!ってことでリノベーションして1Fは古本屋、2Fを喫茶にしました。」

「飲食の経験はなくズブの素人からスタートし、試行錯誤を繰り返しながら、最近はとんかつまでやってまして、これがまたおいしいとよろこんでもらえるまでになってなんとかここまで頑張ってきましたが、コロナやちょっと運営のテコ入れもしたいので、3月からお休みをいただきますのでご理解をお願いします。また時がきましたら営業させていただきます」←残念!

1Fが古本コーナー。新書もあります。

枝分かれの分岐点その3 あちこちに間取りされてます。

2Fの喫茶スペース。写真では見えないのですが窓際にも空間が続いていて庭木を眺めながらボーとしたりガツガツ飯をかきこめます。

小布施牛乳のHOTで180円(税込)。良心的なプライスですね!

このお店は空気感がよいので居心地がいいです。リピーター族も多いんだろうと思います。このようなお店を作り上げてきた望月さんとスタッフさんたちの姿勢とセンスにあやかりたいですね。最後は望月さんの笑顔写メで締めさせてもらいました。

1166バックパッカー村上さんによるまちあるきに参加して、また新しき気づきを与えてもらいました。また、次回のまちあるきの案内では違うネタを仕込んできてくれるそうです。楽しみです!皆さまお疲れさまでした。