名城大学柳沢研究室
2017年3月22日
13:00~ 12名
以下、facebook「名城大学柳沢研究室」のアルバムより
ナノグラフィカさんにて
ナノグラフィカさんにてスライドレクチャー
ナノグラフィカさんのギャラリー空間。
小学校で使われていたロッカーがいい味を出しているなあ
フォントのデザインがかわいい
予約制のレストラン。
重厚感のある建物だなと。
中はとても大人ないい雰囲気そう。
キュートなお姉さんの営む大福屋さん。
とても楽しそうにお話が伺えて、
自分でこだわりを持ってお店をやっていくことがとても魅力に思えました。
3つの建物が繋がっている感じ独特でした。
各建物階高によるレベル差がたくさん生まれてきておもしろい空間体験でした。
思い切って抜いた天井。
古本屋としての1・2階の一体感が生まれていました。
取り残された押入れがなんとも不思議な感じ。
おもしろさがあるなと。
古道具もたくさんあってきゅんきゅんしました。
カフェのオレンジ色の昭和な感じの椅子とかもかわいく思いました。
天井から優しく光が落ちるこの空間も魅力的。
ここにあるたくさんのオフィスのスタッフの交流場所
としても一役買ってくれそう。
壁一面天井まで本棚がある古本屋さんは圧倒的でした。
おしゃれでおいしそうなお店もたくさんあって、
どこでランチするかお茶するか迷ってしまいそう。
善光寺のメインとなる門前町の歴史的な雰囲気とはまた異なり、
裏にはこんなにおしゃれで楽しそうなお店がたくさんあるのは
まちとしての幅をぐんと広げているんだなと感じました。
ナノグラフィカさんが精力的に活動なさって、
そのパワーがまちにどんどん広がっていっている活気がすごかったです。
住みながらまちづくりを進めていくことのパワーを知れました!
増澤珠美さんが活動拠点とする「ナノグラフィカ」。
2階部分を住宅とし、町に住みながら活動の幅を広げていました。
町を良くするには町に住み込む熱量が重要だと強く感じました。
「ボンクラ」という職種の異なるメンバーが
旧倉庫を事務所やカフェなどにリノベーションした建物。
未完成の感じが、逆に居心地の良い空間を作り出していました。
Uターンの方が3棟の蔵を借り、
古本屋・貸し事務所・カフェとしてリノベーションした「大福屋」。
3棟の蔵を使いこなす、力強く明るいオーナーが営業しています。
建物はこれから継続的に更新されていくそうです。
また行く時が楽しみです!
ナノグラフィカさんのお話を聞きながら街歩きをしました
大福屋さんに立ち寄って
オブセ牛乳を10本買い占めてみんなで飲みました!
美味しかったです!
古い看板を取り外さずに使っているところも面白い。
古道具屋にあったSEIKOのかっこいい時計
世界に一本だけの傘屋さん。1本2万もするのだとか。
初日に泊まった清水屋を裏から見た様子。
正面とは裏腹に非常に複雑でハウルの動く城のよう。
中はまるで迷路のように複雑で中と外が入り混ざってるようだった。
分厚い壁がくり抜かれ、ガラスがはめ込まれた外観は趣が
大福さんの1階。
吹き抜けから光が差し込んで明るい空間になっていました。
時間を忘れて読書してしまいそう。
大福さんの2階。古い建具もそのまま使われていました。
お店を開くまでの経緯、こだわりなどいろいろお話を伺いました。
空き家の改修や1Fの本の売り方も独特でしたが、
1番思った感想は日本の女性は強いと言うこと。
こだわりの牛乳。
表参道の賑わいを背に進む路地。
民家だけかと思いきやお店もあり、散策が楽しくなる。
右2つがナノグラフィカさんのパンフレット、
左2つがまち歩きの時にもらったパンフレット
まち歩きの時にいろんな情報があると楽しい
にぎわいを感じた。
ナノグラフィカさんでは編集活動にも力を入れており、
門前町の良さを発信している。

所々に見える木がガレージの雰囲気にうまくあっていました。
残念ながら休店日で入れませんでした。
空き家活用サークル「佐治倶楽部」
2017年3月3日
13:00~ 2人
以下、佐治倶楽部の植地さんから頂いたレポートです。
「長野市善光寺周辺の門前町に視察へ行きました」
3月3日の朝に佐治を出発し、
長野県長野市善光寺周辺の門前町にいきました。
そこでは、ナノグラフィカさんやボンクラさん、
まちづくり長野さんなど様々な団体が
主体的に空き家活用などの取り組みを行っています。
僕たちはその中からナノグラフィカの増澤 珠美さんに
門前町を案内してもらいました。
増澤さんは1992年頃、大学在学中に活動を開始して
2003年にナノグラフィカを立ち上げたそうです。
善光寺周辺は古い建物もたくさん残っていて、
風情のある門前町の風景を残しているように感じました。
また、「宿坊」という
善光寺に勤める住職さんが滞在する場所が39箇所あり、
一般客の宿泊もできるそうです。
それぞれの宿坊は住職さんによって改修されていたり、
昔ながらのカタチを守っているものなど
個性的で面白い風景でした。
そして、ナノグラフィカさんで少し話を聞いてから、
門前町の紹介をしてもらいながら
実際に空き家活用している物件を見に行きました。
まず1件目は藤田九衛門商店さんを紹介していただきました。
そこでは、Iターンで移住された方が鯉焼きという
鯛焼きの鯉バージョンのものを販売していました。
規模的には僕たちが管理している「本町の家」より
小さいぐらいの家でしたが、落ち着いた雰囲気のいい店でした。
次にカネマツさんにお邪魔しました。
そこは大きい建物でこれまた僕たちが管理をしている
「衣川會舘」が目指すべき姿があったように感じています。
なぜなら、その室内はカフェや古本屋、建築事務所などの
オフィスが入っていてシェアオフィスになっており、
たくさんの事業者さんが集まり意見交換のできる
交流スペースだったからです。
衣川會舘も文化を発信できる場所として
いろんな職種の人が交流できる場所になればいいなと思いました。
僕たちはそこで
一級建築士事務所を構える羽鳥さんに話を聞きました。
羽鳥さんは2009年にボンクラを立ち上げたメンバーの一人で、
その後もその団体に所属しながら活動を続けていました。
昔の工場だった雰囲気を残しながら改修されているのが、
良かったなと思っています。
長野市門前町の視察はここで終わったのですが、
自分たちでできることをやっていることや、
地域と密接に交流しながら活動しているところは
佐治スタジオと似ている部分があるように感じましたが、
プレイヤーの数が佐治よりも圧倒的に多く、
それぞれのプレイヤーの人が楽しんで活動していることが伝わってきました。
特に、まちあるきイベントでは
地域の方が自分でコースを考えているということに驚かされました。
また、年間を通して同じ人が案内人をしない、
つまり「月4コース、年間48コースなので48人の方」が
案内人をしているということです。
それは、地域の方が自分の地域を魅力に感じているということなので、
とても幸せなことだなと感じました。
そして、空き家見学会も定期的に開催しており、
不動産の許可がなくても見るだけなら問題がないということ聞き、
これは佐治でもやろうということになり、5月に実施予定です。
とにかく、ここでは自分の地域を魅力的に感じていて
誇りに思っている人が多くいるように感じました。
観光資源なども多くあると思いますが、
本当に住みたくなる場所というのは、
近所にどんな人が住んでいるかということだと思います。
ですので、地元の方が地元に対して真摯に向き合っている姿勢が
とても大事だということを改めて感じさせられる視察となりました。
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