REPORT
西鶴賀エリアリノベーション
2019年2月22日
一般社団法人長野県建築士会長野支部は2月22日、「西鶴賀エリアリノベーションワークショップ」のための関係法規講習会を行ないました。
このワークショップでは、注目を集めている「エリアリノベーション」という手法により、市街地の空洞化に歯止めをかけ、さらにはかつての活気を取り戻すことを目指します。
「リノベーション」とは、住居や店舗を改装することで新たな価値を加えること。それをまちレベルにまで広げ、エリア全体の賑わいを取り戻そうというのが「エリアリノベーション」の考え方です。
まずは「西鶴賀通り」に新しいテナントを1~3 店舗展開させ、そしてそれらが起爆剤となり、まち全体に新しい風を起こすことを一つの目標とします。
今回は、リノベーションの実現に向け、必ず考慮しなければならない建築基準法や消防法等、関係法規の講習会を開催しました。
開会の挨拶をする丹羽正道副支部長。
法規研修委員の水野忠道氏(北野建設株式会社建築部)が関係法規の最新情報やエリアリノベーションのターゲットとなる空き店舗改修への法的対応策等について、具体的かつ詳細に講義しました。
講義の内容をうけて会員有志が測量した空き店舗の図面等を参考に、エリアリノベーションの実施に向けたアイディアを出し合いました。
閉会の挨拶で、土倉武幸支部長は「今回のエリアリノベーションは、建築士会にとっても大きな事業になる」と話し、事業実現へのより一層の協力を求めました。