REPORT

壁塗りワークショップ

2020年5月3日

公益社団法人長野県建築士会ながの支部は5 月3日に、「壁塗りワークショップ」を開催しました。

開催時間: 10:00~16:00

参加人数: 10名

先日から引き続きで主に壁を塗る作業と壁張りや天井張りも行いました。

また、マスクを着用し、風通しを良くし三密となる環境を避けるなど、新型コロナウイルスの予防もしっかり行いながらの作業となりました。

外はカラッと晴れて気温は26度。働きやすい陽気です。

 

先日から引き続き、ローラーで壁にペンキを塗っていきます。

はじっこを塗るのが大変でしたが、二度塗りまで終了。

綺麗な感じに仕上がりました。 乾くまでしばし待ちます。

梁の木になるところに塗料を塗って雰囲気を合わせていきます。

 

土倉支部長が出入り口の天井の古い壁紙をはがしていきます。

年季の入った屋根裏が表れてきました。

何と天井の壁紙の裏にはおよそ70年前の新聞が貼ってありました。

柱の囲いをはずしていきます。

すると、柱が継いであることを発見!

周りについているくぎを丁寧に取り除いていきます。

こちらの継ぎ方は、「金輪継ぎ」というそうで、大工さんの木を継ぐ技術の一つだそうです。

上下の柱がぴったりはめ込めるように切って、はめ込んだ後に真ん中の杭を打って止めます。

昔は人件費より材料費が高かったため、様々な大工さんの知恵で家が出来ていたんですね。

今はこういう技術のある大工さんが少なくなっているそうです。

支部長が、柱の切れ目に何かあると言い出し、取り出してみると・・

古い劇のカード(?)とめんこのようなものが!

どの時代も、子どもがこういう小さな隙間に物を挟むんだよね、と話も盛り上がりました。

さて、ベースの先ほどのグレーペンキが乾き、こちらの壁にもコンクリート打ちっぱなし風にお化粧をして仕上げていきます。

職人のように手慣れた手つきと姿勢になってきました。

 

 

午前中の作業は一旦ここまでとなり、お昼休憩後にまた作業開始となりました。

午後はキッチンの天井張りがスタートしました。

天井の見えない柱を探した後に、ボードを天井に並べ、棒で固定しながらくぎを打っていきます。

 

天井一面上を向きっぱなしの、大変な作業となりましたが、きれいに仕上がりました。

午後からは県立大生2人も助っ人に加わり、2階の部屋一面の壁塗りを終えて、キッチン周りの壁も塗装していきます。

人手が多いと、作業がみるみるはかどりますね。素敵なお家の形が見えてきました。

明日、明後日も引き続き壁の二度塗り作業となります。

完成の姿が楽しみですね。