REPORT
西鶴賀エリアリノベーション
2018年12月14日
一般社団法人長野県建築士会長野支部は12月14日、初となる「西鶴賀エリアリノベーションワークショップ」企画会議を女性会館しなのきで実施しました。
このワークショップでは、注目を集めている「エリアリノベーション」という手法により、市街地の空洞化に歯止めをかけ、さらにはかつての活気を取り戻すことを目指します。
「リノベーション」とは、住居や店舗を改装することで新たな価値を加えること。それをまちレベルにまで広げ、エリア全体の賑わいを取り戻そうというのが「エリアリノベーション」の考え方です。
まずは「西鶴賀通り」に新しいテナントを1~3 店舗展開させ、そしてそれらが起爆剤となり、まち全体に新しい風を起こすことを一つの目標とします。
まちづくりと中心市街地活性化に関心を寄せる多数の会員が参加しました(司会は、久米えみ副支部長)。
開会の挨拶で、エリアリノベーションの成功に向けて協力を求める土倉武幸支部長
地元からは、第三地区住民自治協議会の湯本泉会長が参加。まちへの思いを参加者に伝えた。
引き続き西鶴賀通りを中心とした対象エリアのまちあるきに出発しました。
所有者から建物の歴史や現状を伺うとともに、建築のプロの視点で空き家の状況を確認。
長野市中心市街地活性化協議会の事務局を務める株式会社まちづくり長野・越原照夫タウンマネージャーが「長野市遊休不動産活用事業」の概要および対象エリアの歴史を解説しました。
来年3月に開催予定の一般参加者を招いてのワークショップに向け、まちあるきで見えてきた課題や今後の展開への提案を出し合って、今回の会議を終えました。