REPORT

2015.11.4 まちくらしたてもの会議

2015年11月4日

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2015年11月4日水曜日 17:00-19:30

本日の参加者は11名

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武者さん(信州大学経済学部准教授)、牧田さん(京都大学大学院生)、羽田さん(長野市役所産業政策課)、小林さん(長野市役所まちづくり推進課)、清水さん(ひとり親方)、宮本さん(建築家)、たまちゃん(ナノグラフィカ)、倉石さん(不動産)、高島さん(不動産、古道具そらしま)、真子(板書係)

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こんばんは。CAMP不動産定例会オープンミーティングの板書係の真子です。今日の会議の様子を、真子視点でざっくりとお伝えします。

今回初参加の方が2名とも研究者なことから、調査の話から始まりました。「リノベーション」という言葉は、この業界内では流行っていますが、学術的な調査としてはまだ、あまりなされていないのだとか。(各会社やプロジェクトなどが自社の宣伝がわりに書いた本は出ているようです…。)

この地域の「空き家をリノベーションして活用している動きが活発、で、まちが元気になったかも?」という動きの実態をどのようにして調査していくのか。経済学部の先生でもある武者さんが、調査の方向性などをお話ししてくれた内容聞き、会議の出席者が思い思いに思ったことを述べるいつもの公開CAMP定例会スタイルで会議はすすみました。

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真子の意見としましては、営業利益や固定資産税の評価額などを軸として評価すると、調査結果がサミシイことになってしまいそうだなーと思ってしまいました。まちの元気になっている様子、肌感覚で感じられるものと、数字で出てくる経済効果は、現段階で一致しないかもしれない。それはなんだかちょっと、サミシイような、悔しいような…。だからといって、今このまちでおこっていることの豊かさ、空気感、など私がなんとなく感じている経済ではない価値を一体どのようにしたら定量化できるんだろう?か?

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それから、「新しくこのまちにやってきた人が、まちに馴染んで楽しそうにしているように見えるのですが…人と人をつなげる役割をする人が居るんですか?」というような問いかけもありました。しくみ、システム、秘訣、長野のまちの特徴、コミュニティの特性などの話が出ました。その中で清水さんの「コミュニティがどうの、っていう話じゃなくて、個々の人間力やないかな。」と言っていた言葉が頭に残りました。

やっぱり今回も考えさせられることが多い公開会議でした。来週もオープンミーティングです。気になる方、ぜひ、お気軽にご参加下さい。何のおもてなしもないですが、いつも通りの会議をまたいつも通りひらく予定です。(真子)