REPORT

2016.6.29

2016年6月29日

参加者12名

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2016.6.22 まちくらしたてもの会議 「花火は買うものではなく作るもの」

2016年6月22日

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2016.6.22
参加者13名

初参加の増間くん。信州大学の学生。「ながの門前まちあるき」に二日続けて参加し、おもしろかったらしく、今日の会議にもやってきたそう。

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この会議の数日後にひかえた「大町まちの学校 視察受け入れ」について、まちくらしたてもの案内所参加者みんなに報告と相談を。

 

70代がエースという大町の商店街のみなさん、80代で現役で商売されている方もいるそう。まちの人口がどんどん減っていき、祭りの継続も難しいのだとか。愛するまちの祭りを継続していきたいという想いのある方々が、ヒントを探しにこられるということで、『第一部:善光寺門前まちを支えてきた旦那衆と次世代の芽に会いにいく!』というテーマ。

 

他の土地から引っ越してきて、いまではすっかりまちの祭りの担い手となっている清水さんが、新諏訪というまちの話とまつりの話をきかせてくれました。「花火は買うものではなくつくるもの」まちの先輩たちが誇りに思っている花火のおまつり。望むと望まざるとかかわらず、担い手にならざるを得ない状況。そして受け継がれ続けてなんと今年180周年!

 

清水さんの話を大町から視察にくるひとたちに聞いてもらえたら、なにかいいヒントになるかもしれません。

 

信州大学の学生さんが興味深かそうに聞いていました。武者せんせいから「まさに、清水さんが話してくれたような、そういうまちのコミュニティ、人間関係って、なかなか学生には見えにくい部分ですよね。」

 

から地域に暮らす大学生と、そのまちのおまつりについての話に

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清水さんが、ずっとかかえてる違和感、もやもやを説明。リノベリノベっていって話題になっているけど、みんな何のことを言っているのか、何が特別なのか。「空いてる物件にひとを入れて、工事して、お店をはじめて…ってそれって昔からふつうにあったことなんじゃないのか?」

「清水さんの意見に賛成、違和感があることに同感。あまり新しいこと、だとは思ってない。」とたまちゃん。

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そして武者ゼミの研究の話に。

遊休不動産活用事業の一環として、研究事業が立ち上がっています。武者ゼミではいま学生主導の研究を行っているそう。これまで別の研究事業では、「武者先生が誘導して学生にてつだってもらいながら研究を進める」というかたちをとっていたところの、初めてのスタイル。「どうして長野でリノベがさかんなのか?」の問いかけに対して。仮説をたてて検証する、という方法。

 

いつも二人づつ武者ゼミの学生が出席しては研究経過を報告していたのですが、今日は久しぶりの武者先生の参加です。「いつも、この会議にでては厳しい意見をもらって帰ってきている、あまり言いかえせなかった、などど学生から聞いています。もっと学生には、どんどん意見をいって、意見をたたかわせてきたらいいのに。と思っています。」と武者先生。「確かに、ぜんぜん発言しないでうつむいて記録ばかりとっている子が多いよね、もっとわたしたちと話して、やりとりしたらいいのに」とたまちゃん。「前々回に出席したナカノくんはなかなかよく頑張って粘ってたよ。厳しい意見を言う築山さんのところで遅くまで話し込んでいた。」と真子

 

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今日は清水さんの、新諏訪と花火とまちの先輩たちの話がおもしろかったです。花火のおまつり9月23日だそうです。よかったらぜひ、てづくり花火のお祭りを見に行きませんか?

(真子)

2016.6.15 まちくらしたてもの会議「商店街は賑わなければいけないの?」

2016年6月15日

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2016.6.15
参加者14名

話題の中心は「権堂再生計画」について。長野県(行政)の考える「創業支援」のこと。「商店街は賑わった方がいいのか?ほんとに賑わうべきなのか?人口は増えた方がいいのか?」など。そして「門前ベビーブーム」と「子育て環境」について。

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まちづくり長野のコシハラさん、

信州大学経済学部から片倉さん、大野さん、

パン屋さんをひらきたいムラサワさん、

建築士の宮本さん、やまこちゃん

社会学者の築山さん、

でんきやさんの小田切さん

ナノグラフィカのたまちゃん、

長野県で創業支援に取り組む山口さん

長野市のまちづくり推進課の小林さん

WANDERLUSTのおはなやさん聖子さん

板書係の真子

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長野県、お役所から初参加の方が出席。昨年倉石さんと計画していた事業「信州ではじめるあなたのお店応援事業」をみんなにプレゼン。たまちゃん、小田切さんからダメだし入る。うまくいく気がしない…。倉石さんいわく前担当者の上前さんがとても面白いひとだったから協力して何かしようと思ったとのこと。山口さん「うまく想いをつたえきれなくてくやしいのでまた練り直してこの会にも参加したい」とのこと。

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空き家見学会に参加し、すてきな建物見つけて、これからここでパン屋をひらきたいというナツメさんも初参加。

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長野県の山口さんから「信州ベンチャーコンテスト」の説明を受け、信州大学経済学部の武者ゼミの学生がいろいろと質問を重ねる。(大学生が積極的に発言するのはなかなか珍しい!)

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そもそも商店街を賑やかにする必要あるのか。という議論があまりおこらないことへの違和感。
ついで、「行政やまちづくり会社は余計なことをしないで、しぜんまかせておけばいい」という倉石さん。
「行政やまちづくり会社などがでてくるのも自然な流れなのでは、」とたまちゃん

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「なんで国が必要なのか全然わかんない。マントルまでいけば一緒なのにね。」!?とたまちゃん。

「でもさ、誰かが必要だと思うからうまれるんだよね、国ってきっと。」

全然必要性もわからないし、存在意味も理解できないけど「自然に」うまれてくるもの。制度。

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Q.権堂の計画って、けっきょくのところ今どうなってるの?
の質問に、「おこたえします」と長野市まちづくり推進課の小林さん。時系列に沿って丁寧にこれまでの流れを整理して説明。

 

みんなが気になる権堂のこと。

巨大なイトーヨーカドーができるかもしれない、という権堂再生計画。壊されるかもしれない範囲の家やお店、知人の顔が浮かぶ。

現状では

「まだ何もきまっていません」

ということだと小林さんは説明する。

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権堂再生計画見直すワークショップがひらかれるらしい。一般市民、まちのひとたちが参加できる会議で、権堂の計画をみなおそうというワークショップらしい。

趣旨には納得できる板書かかり真子ですが、メンバーの公募、すでに終了している。なぜ、あまり告知されてないうちに…。権堂計画の検討にながいこと関わってきた築山さんもそのワークショップのことを知らなかったということに驚く。情報はどこでどのように開示されているのか。参加して意見をいうことになる「一般市民」とははたしてだれなのか?

 

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そして、この日の議事録をアップしたfacebookの投稿にコメントいただいたのでこちらでも紹介します。

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Kazutomo Ishizaki

「商店街で店舗構えている店舗が消費者に魅力有る付加価値サービスを提供すれば必然的に消費者は来店すると思う。そうすれば商店街は賑わいが出てくると思う。何処まで消費者のニーズに答えるかだと思う。」

 

CAMP不動産(真子)

(CAMP不動産という名前になっていますが…まちくらしたてもの案内所板書係真子です)

 

「「ひとつの店舗のことだけ」あるいは「じぶんとこのビジネス」だけを考えれば、そういう話かもしれません。

 

でも、すごく違和感のある話だなぁ、と思うのです。「そうすれば商店街は賑わいが出てくると思う。」とおっしゃいますが「そもそも商店街は賑わなければいけないのか?」の根本的な問いかけ無くして、「消費者に消費をしてもらう」方向に煽ること、または「商売する人が頑張れ」とまとめることに疑問を持ちます。

 

時代は大きく変わっていこうというときに、この過去50年くらいにできあがったの仕組みの中の話と同じことを続けていてはどこか無理ができてとても苦しむ人がでてくるかもしれない。

 

たとえば、人口の減少。そもそも「消費」する人が減っているなかで、人口が膨らんでいた時代につくられた店舗数/商店街/商業施設を維持しようとしたら、過去の数倍の「消費」量を、個人個人が負担しなくてはいけない。なんだか無理のあるはなしに私には思えてしまいます。一方で、いまの30代あたり「消費し続けて生きていくことに疑問もつ」という価値観の変化みられる人たちもいて、「車を買わない世代、使わない世代」だとか言われることもありますが…そういう流れの中で。

 

こういう変化と向き合って
この50年に作り上げてきたしまったものを
続けていくことが本当に何かいいことなのか
ちゃんと考えたたうで
今後のまちのこと、自分のとるべき位置ややることなど舵をとっていきたいなぁ、と思います。

 

な、見極めのヒントとして、水曜日の会議に出ています。
もしよかったらぜひどうぞー(真子)」

 

Kazutomo Ishizaki

「商店街ではなく街全体が活力が出てくる方が良いのではと思います!! 機会をみつけて参加します(*^O^*)」

 

CAMP不動産(真子)

「おまちしていまーす!

ちなみに、観念的な話だけではなくいつも具体的なところとつながっていて。こういう商店街の話がでるのも、この日、長野県の役所の方がきて、商店街を応援する補助金事業の説明をしたからなんです。そに補助金事業意味あるんだろうか…とか考える場です。意見をいったからといってただちに県の政策に反映されたりするわけではないのですが…」

 

 

ということで毎週水曜日、おまちしています。

(真子)

 

 

 

2016.6.8 まちくらしたてもの会議「エリート人生への第一歩?進学校の葛藤」

2016年6月9日

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参加者 16名

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本日の参加者

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初参加の長野高校から見えた先生お二人のおかげで「高校での教育」が主題となり話が進みました。

受験勉強と部活動でもうじゅうぶんに忙しい高校生、受験勉強専念してほしい願う親や先生、生徒達が多数派、という現状。そんななかで試行をはじめた「スーパーグローバルハイスクール事業」とは。「地域の色々な大人にかかわらせたい、いろんな価値観がありいろいろな生き方があるんだと知ってもらいたい」という先生の思いは、生徒に伝わるのだろうか?

出席者それぞれ自分の高校生の頃を思い出しながら、高校での教育について考えました。高校生の時に知っておきたかったこと、機会、出会い、など思いながら…。「まちくらしたてもの案内所」として長野高校の生徒さん(1年生40人!)のフィールドワークを受け入れることになりました。ここに出入りしている大人達が一緒に、それぞれの個性を生かしつつ、高校生に向き合ってみようと。

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それから、大学で勉強や、研究についての話へ移行。長野市の遊休不動産活用の実際のところを調査しようという、研究プロジェクトについて。信州大学の学生さんと、築山先生による研究トークにも熱が入っておりました。

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信州大学の学生さんから感想をいただいているので一部を紹介いたします。
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信州大学の中野亮太です
今日はまちくらし・たてもの会議に参加させて頂いてありがとうございました!

今日が初めての参加だったのですが、とても居心地が良く、ずっと話し合いをしていたいような気分でした!
時間が過ぎるのも早くて気づいたら22時になっていました(笑)
これからのゼミの活動にも、私の人生においても、役に立つ充実した時間になりました!

今日はどの話も勉強になったのですが、特に増澤さんと話した時の「なぜこの会議では議題を決めていないか」について、「人が生きていくには色んな分野と結びついている。どこに話が転がっても自分に関係がある。だから議題を決めないことがよりリアリティが出る。リノベも人の生活と様々な点で交わっているから、全ての話において無関係ではない。」という話が印象的で、とても参考になる考えだなと思いました。

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来週も開催いたします。
18:00から、と開催時間を遅らせてはじめたいとおもいます。
みなさまのご参加お待ちしております。

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(真子)

2016.6.1 まちくらしたてもの会議「なぜ長野で空き家活用がさかんにおこなわれているのか?」

2016年6月1日

2016.6.1
出席者 14名

シノハラさん、宮本さん、たまちゃん、倉石さん、高島さん、藤井さん、カタオカさん、やまこちゃん、小林さん、小田切さん、こしはらさん、築山さん、真子

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現在進行中のプロジェクトでなにか共有したらおもしろいな話ありますか?

まずはこれからの季節にむけて。夏の暑さのしのぎ方について。エアコンをつけるかつけないか、今年はどうする、という話。他にどんな方法があるんだろう?小屋裏換気や天井断熱かな。断熱材は何がいいんだろう?グラスウールは400mm以上ないと効果的でないらしい。羊毛とか新聞紙とか、も使えるみたい。むかし籾殻とかつかってたとこもあるらしいよ。など。風の通り道を考えてつくってあげるのが大事みたいです。

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信州大学の経済学部の学生さんには、最近のゼミでの取り組みを教えてもらいました。「なぜ長野で空き家活用がさかんにおこなわれているのか?」についての答えになりそうなものを予想、仮説をたてて、それを検証してみるらしいです。わたしたち会議の出席者も色々と予想してみました。

そもそも本当に「長野の空き家活用のスピードは早い」のでしょうか?いろんな賞をうけたり、視察をうけたりしてるから注目されているようなのですが、そこにしっかりとした裏付けがあるのか。実際のところどうなのか。気になるところです。

そして、そもそも誰が、「空き家の活用をしていきたいのか?」その理由はなぜなのか?会議の参加者の意見を聞いてみようという場もありました。

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さて、はじめましての参加者はKitchen Sorairoという洋食屋のシノハラさん。近所のお肉屋さんの紹介だとかで、初めての場に、知り合いもいない中でいらっしゃいました。まちのこじゃれた洋食屋さんの店主が、まちくらしたてもの会議を訪ねて来る。なんだかおもしろいな、と思いました。
(真子)