REPORT

Monzen Record Diggin❜

2024年1月29日

1月20日(土)16:00~19:00
参加者:3人

【案内人】
河野 晴紀 《 こうの はるき》(「スナック夜風」店主/ママ)

東京都世田谷区出身。2022年に長野へ移住。高校生の頃からストリートダンスを始め、音楽に興味を持つ。現在は、株式会社Huuuuが経営する「スナック夜風」の店主/ママを務めている。

【コース案内】

長野の街に潜むまだ見ぬレコードの音を探しにいきましょう。近年また注目されるようになっているレコード。その魅力が世界中の音楽ファンを惹きつけて離しません。長野にもレコードに触れられるスポットがあるんです。レコードに昔から親しみがある方も、まだ触ったことないという方もぜひご参加ください。

【コース】
楽茶れんが館

バックドロップ

ライブイベントなども開催しているジャズが流れる洋定食屋さん。音楽とプロレスを愛するマスターがお出迎えしてくれます。こだわりのスピーカーからレコードが流れる店内でマスターと音楽談義に花を咲かせましょう。 ※ドリンク代実費

➡GOOD TIMES

長野駅前エリアにある中古レコード屋さん。ジャンルが偏ることのないラインナップで、あなた好みのレコードも見つかるはず。買取もされているので、もし家に眠っているレコードがあれば買い取ってもらうのもおすすめです。

スナック 夜風

私が店長/ママを務めるスナックです。スナックといってもカラオケ設備はなく、代わりにレコード機器があります。「GOOD TIMES」でレコードをゲットした方は実際に聴いてみましょう。私のお気に入りのレコードもご披露します。

1月20日(土)、「スナック夜風」店主/ママ河野晴紀さんの「ながの門前まちあるき」を開催しました。テーマは、“Monzen Record Diggin‘”です。2022年に長野へ移住した案内人河野晴紀さん。高校生の頃からストリートダンスや音楽に親しんできた河野さんが、長野の街に潜むまだ見ぬ“レコードの音”を探しに連れていってくれました。

この日はあいにくの雨模様でしたが、長野の、レコードに触れられるスポットを案内してくださいました。まず最初は、バックドロップさん。トイーゴから市役所方面へ少し行ったところの昭和通り沿いにあります。

バックドロップ

1996年にお店をオープン。ドアを開けると店内にはグランドピアノやこだわりの大きなスピーカーが所狭しと並び、ジャズプレイヤーのポスターやレコード溢れる抜群の雰囲気。ですが、「ズバリ普通のごはん屋さんです。昼間はランチ、夜は居酒屋さん感覚で安く“合理的”にお酒も呑める。時に全国で活躍中の有名ミュージシャン達のジャズライブ会場、プロレスや格闘技イベントもたまに開催。「食べて喋って笑える」そんな気軽なお店を目指している」そうです。

店主の唐澤さん。たくさんのレコードコレクションの中から選定してかけてくださるGOODSOUND♪

イイ音の中だと、自然と話は弾み、時間を忘れて音楽談義は止まりません♪♪

2024年もLIVEスケジュール満載です。ぜひ、バックドロップのホームページをチェック!

1000円セットのほか、デミカツ丼、カレー、ハヤシライスが人気。オムライスのデミグラスソースが最高に旨い!という評判も。何を食べても美味しい、言わずと知れた名店です!

GOOD TIMES

1989年OPEN。長野駅前エリアで唯一の中古レコードショップ。偏ることのないオールジャンルのレコード10,000枚、CD5,000枚のストックを持ち、レコード、CDの買取も1枚からしてくれます。

数々のCDやレコードに全方位囲まれる店内は、圧巻です!

店頭買取を通して入荷してくるCDやレコードもあるため、インターネットでも入手困難な名盤などとも出会えるかもしれません!“レコード漁り”に集中して、つい時間が経つのを忘れてしまいそうです。気になるレコードは試聴も可とのこと♪

懐かしすぎる!!と言わずにはいられない縦長ジャケットの8㎝シングルCD!!まさかこのタイミングでお久しぶりにお目にかかれるとは…!!思わず当時を思い出して口ずさんでしまいます(^_^)

いつでもどこでも、ネットで音楽を探せるようになった現代。レコード店で思いもよらない一枚に出会ったり、“ジャケ買い”してみたり、店主にオススメを訊ねてみたりしながら音楽を選ぶという時間も、時には、またひと味違う楽しみになるような気がしました。(^_^)

スナック 夜風

2022年10月14日OPEN。全国47都道府県を飛び回る編集チームの会社Huuuuが経営するスナック。取り扱うメニューは、全国行脚で出会った国内縛りの「ローカルプロダクト」。全国のウマイお酒と出合えます。

いよいよ、案内人河野さんが店長/ママを務めるスナックへ。スナックといっても、カラオケ設備ではなく、レコード機器があるスナックです!河野さんオススメのレコードや、先ほどGOOD TIMESさんで購入した方のレコードをかけて下さったり、カウンターに次々とレコードが並んでゆきます♪♪

洗練されたオシャレな店内。1st anniversaryのてぬぐいも販売してます。(¥1,600)そして店内にあるのは、“Technics(テクニクス)”のターンテーブル!今はなかなかお見かけしなくなりました。“レコ箱”引いて歩いていた時代が蘇ります。まさか、ここでも、こんな懐かしものに触れられるお店に出会えるとは!大発見でした!!

(上)しょうがの風味をたっぷり感じる、夜風オススメの“自家製ジンジャーエール(HOT)”

近年、再びレコードが注目されるようになっていますが、「いつでもどこでも簡単に音楽を聴ける今、わざわざレコードを買いに行って大きな良い機材で曲を聴くのはとても贅沢で素敵な時間を過ごせた」、「レコードは気になりつつも難しそうと思っていたけれど、ハードルがぐっとさがりました!」というお声をたくさんいただいた今回のまちあるき。今回もまた、懐かしさとともに、新たな発見ができた素敵な回でした♪♪♪

県のサテライトオフィス

2024年1月24日

1月17日(水)10:00~12:00
参加者:4人

【案内人】
高野 宏平 《 たかの こうへい》(某地方公務員・地球環境科学博士)

全ての信州人が「タロイモショウジョウバエ?知ってるよ。サトイモの花粉を運ぶヤツでしょ!」と言うまでに普及(布教)する「タロ活」がライフワーク。蠅カフェバーや蠅ソングを通して、ヒトの心にハエが刺さる方法を日々考えている。

【コース案内】

この数年間で、長野県は、門前にいくつかの場所を立ち上げました。どんな目的でどんなことをしているのか、皆さんと一緒にたずねてみます。

【コース】
楽茶れんが館

➡UDC信州(信州地域デザインセンター)

2019年、明治期に建てられた元足袋店の2階に開設。公・民・学が連携してまちづくりを支援するプラットフォーム。この場所を選んだ理由や仕事のおもしろさなどを聞きます。

長野県産業労働部サテライト

2021年、元NTTビルを改修した複合施設【R-DEPOT】の一室に入居。信州ITバレー構想の実現を加速するのが目的。同ビルに入居する企業や行政との連携について聞きます。

くらしふと信州

2022年、信州らしい、豊かな自然と調和する暮らしのゼロカーボンシフトを掲げて立ち上がったプラットフォーム。目指す未来の形について聞きます。

県庁2階 喫茶マド

たいてい官庁内には喫茶店があるものです。とはいえ利用する機会はあまり無いかもしれませんので、この機会にいかがですか? ※実費で注文

1月17日(水)、某地方公務員・地球環境科学博士高野宏平さんの「ながの門前まちあるき」を開催しました。テーマは、“県のサテライトオフィス”です。この日は、朝の最低気温が-10度と言われ、車に氷柱が出来た今季一番の寒い朝。善光寺周辺の気温も2度…。ですが、冷え込みが厳しかった分、雲一つない快晴の下の街歩きでした。

2022年8月の回で「門前、ハエ活のすすめ」まちあるきが好評で「タロ活」がライフワークの案内人高野宏平さんですが、今回は、長野県がここ数年間で門前に立ち上げたサテライトオフィスなど、行政とまちを“つなぐ”場所を案内してくださいました。

UDC信州(信州地域デザインセンター)

まず最初は、UDC信州(信州地域デザインセンター)へ。2019年8月に設立。

UDC信州は、公・民・学が連携して設立するプラットフォームであり、構成団体が協力団体とも連携しながら、県内各地のまちづくりを支援するほか、市町村等の職員を対象にしたセミナーや研修会の実施によるまちづくり人材の育成、県内外の情報を共有するための情報収集・情報発信を行います。

UDCの取り組みは、2006年に千葉県でスタートしたそうですが、近年のまちづくりは、専門化、高度化、多様化しており、長野県内各市町村でもそうした“専門的な専属職員がいない”、“まちづくりの相談をしたい”という声が多く、これを何とかしたい!!という思いと、阿部知事が、横浜の副市長時代に市のUDCの立ち上げに関わっていたことが端緒となって設立されました。(お話:UDC信州 濱 智裕企画官)

設立からこれまでに34市町村から57件のまちづくり相談を受け付け、事例として、長野~軽井沢間の鉄道沿線地域の取り組みをご紹介いただきました。

沿線地域には色々魅力的資源が沢山あるが、“長野”・“軽井沢”では下車するが、“上田~しなの鉄道や上田電鉄エリア”ではなかなか降りて回遊してもらえいという相談から、沿線の自治体を巻き込んで勉強会などの取り組み行う。その結果、電車を降りての二次交通が不便という課題が見つかり、別所線エリアの上田市としなの鉄道エリアの千曲市で“広域シェアサイクル”を企画。UDC信州は全県に広域にサポートするため、このように、複数の市町村を巻き込んで取り組みができます。2つの市町村をまたいで行う取り組みは今まで例がなく、とても画期的ということで、第10回プラチナ大賞で優秀賞を受賞!!

(右上)第10回プラチナ大賞優秀賞の表彰状!!

UDCは全国に24ありますが、全県広域に支援できるのはここ“UDC信州”だけなんです!

長野のまちづくりに対する熱い気持ちが伝わってくるような感じがし、県の取り組みを改めて知ることができ、なんだかとても誇らしい気持ちになりました!

オフィス内には、まちづくりに関する書籍やまちづくり団体の活動資料などもたくさんあり、誰でも自由に閲覧することができます!お気軽にお立ち寄りください♪(^_^)

(スタッフ不在時は施錠されていますのでご注意ください。)

活動拠点のオフィスは、善光寺の門前、中央通り沿いにあります。大正14年、約100年前の建物で、歴史ある元足袋店の2階。

当時の風情を活かしながら明るくオシャレな空間にリノベーションされ、居心地のいい雰囲気です。

 

ちなみに、1階は、「HAKKO MONZEN」

こちらも、当時の趣をのこしたままリノベーションした飲食店。地元で120年続く味噌蔵のお味噌や郷土食「醬油豆」といった発酵食品をかつようした創作発行料理を提供。長野県に伝統的に根付く発酵食の魅力を、新しい形で国内外へと発信しています。

 

さて、UDC信州を後にして、突き抜けるような真っ青な空の下を歩き次は「R-DEPOT」を目指します。

R-DEPOT

2021年、西後町にある旧NTT東日本のオフィスビルをリノベーションした複合施設。1階は古道具とカフェのお店、2階にはクリエーター、3階は、企業のサテライトオフィス等が入居し、シェアオフィス、コワーキング、イベントスペースがある。起業や移住、長野のまちに住みたい人や長野で何かを始めたいと思っている人のサポートや、異業種間のコミュニケーションによって生まれる「何か」が新たな動きをもたらす長野市の新たな“まちづかいの拠点”。

長野県産業労働部サテライト

R-DEPOTの2階の一室に入居し、「信州ITバレー構想」の更なる推進やイノベーションの創出、企業誘致、職員の柔軟な働き方の実践等を進めている。

施設を利用、入居するITを含む多様な人材とのface to faceの意見交換、県プロジェクトへの反映、立地、創業を考える企業・人へのハンズオン支援、ながのデジタルワークプレイス導入に伴う職員の働き方改革にも寄与。

最近、県のサテライトオフィスが街中に出ていることに興味を持たれた参加者さんから、「なぜ、サテライトオフィスなのか?」という問いに、「長野県は製造業が強みという土壌はあるが、企業に来てもらうという従来スタイルから変わらなければ、という意識の中で、IT、製造業を掛け合わせて、長野県ならではの新しい価値を生み出せるのではないか、パソコン1台で、フルリモートも可、工場移転のコストも安いITに特化したITバレー構想で、アイディア溢れる長野にしたい!テレワークの推奨も含め、まずは自分たちがサテライトに入る。」と語ってくれました。また、500円でドロップインできるコア―キングスペースを活用して“リゾートテレワーク”の提唱など、色々なアイディアを沢山お話ししてくださいました!

県の産業労働部産業立地・IT振興課ITバレー推進課では、各自のデスクを設けずフリーアドレスにし(課長席もなし!)、わざと1名分席を減らして誰かは必ず在宅勤務やサテライトオフィス勤務をしているそうです。「自分たちもサテライトオフィスに勤務しているからこそわかる部分があり、こうして人と会うことで、同じ目線で話をしたり、広がるきっかけになる。こうした取り組みが、課や色々な枠を越えてサテライトオフィスの活用が広がって欲しい!」と楽しそうに語っていたのが印象的でした。(お話:産業立地・IT振興課 吉田 太郎主任、清滝 葵主任)

活発なtalk会の後は、R-DEPOT内探検ツアー!

様々な企業さんのオフィスがあることを知りました。

 

R-DEPOT入居者は誰でも使えるスペース。

ハンモックがあったり、キャンプパーティーをしているような開放感ある素敵な雰囲気。みんなでランチ会などの企画もあり、入居者同士の交流の場に!

つい長居してしまいそうなとても素敵な空間でした♪

 

もちろん、一人作業やWeb会議などに使える“集中スペース”もあります!

 

 

新しい発見が詰まったサテライトオフィスでした!

R-DEPOT、長野県産業労働部サテライトの次は、「くらしふと信州」です。“もんぜんぷら座”の向かいにあります。

くらしふと信州

2022年、“信州ゼロカーボン”を掲げて立ち上がったプラットフォーム。

地球温暖化は今や人類共通の課題。長野県も気温が3度上昇し、気候変動による災害が増加。“ゼロカーボン”は一丁目一番地施策と位置付け、全国より1年以上も前から早く取り組んでいる“信州ゼロカーボン”についてご説明していただきました。(お話:環境政策課 吉村 牧主任)

“2050年ゼロカーボン”に向けて、「省エネ(消費エネルギーを7割削減)と再エネ(再生可能エネルギーを使用)をすればゼロカーボンができるのではないか」という仮説を立て、全国に先駆けて作ったゼロカーボンのシナリオが「信州ゼロカーボン」。

ゼロカーボンに向けて進んでいくために、皆さんと共に取り組んでいける場所、共創の場としてくらしふと信州は生まれました。「ゼロカーボンについて知れる場所にしたい!」と熱く語ってくださいました!

Instagramやメルマガでイベント情報なども発信しています!

 

 

こちらの建物も、元お茶屋さんとして使われた木造二階建ての建物をリノベーション。雰囲気あるオシャレな空間です。

朝の寒さから一転、日中は気温も上がりポカポカ陽気の青空の中、ゴールの県庁ランチへ!

 

 

県庁2階 喫茶マド

ベンチシートでゆったりと、お茶会やお出かけ帰りの休憩にもオススメ!ボックス席もあるのでお子さん連れでも気兼ねなくお食事できますよ(^_^)

あんかけ焼きそば、美味しかったです♪

店長のおすすめ料理は、

・ピリッとした辛さが後を引く“なすのアラビアータ”

・優しい味で年齢層問わずオススメの“きのこのクリームソース”

・やわらかな国産もちぶたとしょうが風味のタレが決め手の“国産もちぶたのしょうが焼丼”

です!

どんな目的でどんなことをしているのか、今までなかなか知る機会のなかった長野県が取り組んでいる事、つながりの拠点に触れることができ、参加者さんとも活発な意見交換が交わされ、新しい発見と新しい出会いが詰まった有意義な時間でした。

時々ニュースで見て気にはなっていたけど、ほぼ、利用する機会がない“官庁内の喫茶店”のランチも味わえ、これを機に、今度はあれを食べに来てみようかな♪と思ったまちあるきでした!

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