REPORT

門前で巡る「公有財産」の今と昔

2018年1月19日

13:30~15:30

(参加者:2人)

 

 

【案内人】岡村悠生

長野市 都市整備部 市街地整備局 市街地整備課 都市再生担当

 

 

【プロフィール】
生まれも育ちも長野市。

入庁後、管財課で普通財産の管理・運用を学び、その後、支所で

窓口業務の経験を経て、現在は市街地整備課の都市再生担当に従事する。

 

 

【コース案内】
地方自治法において、「公有財産」とは

市の所有する土地や建物などをさします。

中には意外な理由や経緯から市が所有しているものもあります。

時代の移り変わりにあわせて形や役割を変えてきた公有財産を巡りながら、

ここも市有地なの?だったの?を紹介します。

 

 

【コース】
若松町交番敷地

2番目の長野市庁舎があった敷地。

現在は若松町交番敷地及び管財課所管の普通財産。

(地方自治法第238条「公有財産の範囲及び分類」)

 

 

東司

紙店の倉庫として使用されていた敷地及び建物。

寄附により取得し、現在は衛生センター所管の行政財産。

(長野市財務規則第134条「公有財産の所管」)

 

 

市営鍋屋田駐車場敷地

保健所があった建物及び敷地。

県との交換により取得し、現在は市街地整備課所管の鍋屋田駐車場。

 

 

もんぜんぷら座

大型商業施設ダイエーがあった建物。建物を寄附により取得し、

現在は市街地整備課所管の行政財産及び普通財産。

 

 

森乃珈琲曇り時々晴れ(ぱてぃお大門)

自家焙煎のコーヒーと手作りワッフルが自慢の喫茶店。

懐かしさと新しさの共存した商業施設を見学し、

今回のまちあるきを振り返ります。

 


 

最初の訪問場所は「若松町交番敷地」。

かつて二番目の長野市庁舎があった場所とのこと。

 

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また、この敷地の説明に付随して、長野市や松本市ができ上がる経緯なども

岡村さんより、お聞きすることができました。

両市が誕生する間で起こっていた事実に一同びっくり。

 

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次の訪問場所へたどり着く前に、大門の交差点にも実は公有財産が。

こうして言われないと、知りえないことばかりです。
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さて「東司」、古くは紙店の倉庫として使われていた建物が、

現在は屋台蔵と東司(トイレ)になっています。

ご開帳の時のトイレ混雑を緩和する目的もあるそう。

 

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南へ下り、「市営鍋屋田駐車場敷地」に。

保健所だった建物を道路に面した幾分かを切り残し

裏手が駐車場になっています。

最初から市の所有だったわけではなく

長野県との交換により取得したという経緯。

もちろん建物も市の管理管轄ですが、耐震などの理由により、

新たにテナントとして借りることは難しい・という小話も。
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西に折れたら「もんぜんぷら座」へ。

 

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ダイエーだった建物が寄付により市が取得。

終始古い地図を広げながら場所を紹介してくださった岡村さん。

それぞれが記憶している昔の風景を語り合う一面もありました。

 

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最後は「森乃珈琲店 曇り時々晴れ」で、振り返り。

幸い天気には恵まれたものの、やはりそれなりの気温だったので

自家焙煎の珈琲で暖まりながら、今日のふりかえり。

 

今回のまち歩き、建物やお店を見る・というよりは、

現実には目にすることのできない、その場所の背景を知る・という内容。

さらに長野市の所有となると、示されて初めて気づくことがほとんどです。

改めて、まちの見方のひとつを学んだ時間でした。

 

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まち暮らしたてもの案内所・高島(受付、同行、撮影)

 

 

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