REPORT

もんぜん美術館・映画館めぐり

2017年12月15日

14:00~16:00
参加者:1人

 
【案内人】松井正

長野県信濃美術館学芸員

 
【プロフィール】

1989年サンパウロ生まれ。

大学・大学院で映画とメディアアートを専攻後、2015年より現職。

美術館では展覧会等のほか地域連携事業を担当。

主な担当事業に「榊原澄人の澄幻郷|永遠の祭り」(2016年)、

「門前映画祭(2017年)、「折笠良・有吉達宏:Screening&Talk」

(2017年)等。
 
 
【コース案内】

長野市内には、全国的にも早い時期に開館した長野県信濃美術館や、

現存する国内最古級の劇場・長野相生座があります。

これら施設の歴史を振り返りながら美術や映画についてお話しをしましょう。

※コースはやむを得ぬ事情により変更になる場合があります

 
 
【コース】

信濃美術館

1966年(昭和41年)に開館した、故・林昌二氏の設計による

十字の柱梁とHPシェルの屋根が特徴的な県内唯一の県立美術館です。

現在、美術館は建て替え準備のため一時閉鎖中ですが、

周辺を散策しながらその特徴や歴史をご紹介します。

まいまい堂

上千歳町のブックカフェです。

屋号は同店の入居するアイビーハウスの螺旋階段に由来するとのこと。

店内には映画関連の書籍がたくさん置かれています。

ゆったりとした空間が素敵なお店です。

長野相生座・ロキシー

1892年(明治25年)に芝居小屋「千歳座」として始まった同劇場は、

今年、開館125年(劇場を運営する長野映画興行は創立100周年)を迎えます。

長年にわたって市内の興行文化を担ってきた相生座・ロキシーを見学します。

珈琲専科ブラジル

権堂町のイトーヨーカドー長野店5階の喫茶店です。

同フロアのシネマポイントで映画を鑑賞した後に立ち寄った方もいらっしゃるのではないでしょうか。

最後はお茶を飲みながら街歩きを振り返ります。

 


 

善光寺さんに向かってまっすぐ伸びる表参道を抜け、まずは「信濃美術館」に。

美術館の建築様式や、それにまつわる竣工当初のエピソード、飾られているモニュメントなどについてお話しいただきました。

 
 

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ぐーっと南へ下りて、「まいまい堂」へ。

映画や音楽に関する本が所狭しと並べてあります。

コンパクトな空間ながらも、目を向ける先には必ずと言っていいほど、気になる本や言葉が散りばめられているため、思わず次から次へと手が伸びて、いつの間にか没頭してしまう一同。

珈琲を飲みながら、ゆっくりと贅沢に滞在がオススメです。

 

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権堂の「長野相生座・ロキシー」では、かつての写真を見ながら、当時の面影を創造し、現在の風景を重ねました。

 

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相生座のネオンが光るなんて、とても魅力的。

 

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最後は「珈琲専科ブラジル」で、お茶の時間。

普段は見慣れぬ高さからの、長野のまちを背景に、映画や音楽の話に花が咲きました。

 

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案内人の松井さん、終始穏やかな口調で、優しく丁寧な説明をしてくださいました。まちのアレコレを教えてもらう・というよりは、一緒にまちを探っていくような、そんなまち歩き。

 

同じ興味を持ちながら見える風景は、やはりいつもと違うことが、まちの面白さの一つです。

 

 

(受付・同行・撮影 高島)

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