REPORT

ゆかたで粋に、知らない世界

2021年7月16日

16:00~18:00

参加者:10人

 

案内人:山岸由香里(粋kimono&kimono代表 組紐講師)

 

【プロフィール】
2020年10月起業。
着付けの流派を3つ学び、尊敬する着物の師匠から勧められて組紐にハマる。
一見難しそうな日本の伝統を多くの人達に気軽に味わって頂きたくて。
着物の人を増やそうプロジェクトを楽しく実行中!

 

 

【コース案内】

『風の時代』の、日本伝統文化の愉しみ方は…
“粋”な着物や日本の伝統的な「組む」技について、
私なりの目線でお伝えします。
カランコロン カランコロン さて、この音は何でしょう?
答えは、ビールを飲みながら…

※ゆかたでご参加ください
※ゆかたのレンタル、着付けもできます。ご相談ください

 

【コース】

楽茶れんが館

WABI×SABI
『足袋っくす』って知ってる?可愛い和小物を見よう

柏与紙店
風をおくる、口元をかくす、扇子が活躍。日本文化の粋

H plus HELIOTROPE / manipuri
オシャレすぎるスカーフやバックを和装と一緒にセレクトすることで、粋な着物のトータルコーディネートが実現

MONZEN TERRACE ENYA
ビールをいただきながら組紐の映像を見ます。くみひもカランコロンも体験

 

 


 

今日はゆかた姿で門前の粋な伝統文化に触れ、

山岸さん(案内人)の「組紐」の世界ものぞかせてもらうまちあるきです。

門前とゆかた、やっぱり映えますね~

 

 

 

一軒目は今年4月にオープンしたばかりのWABI×SABIさんへ。

 

 

 

 

漆器を扱う中村漆器産業(塩尻市)さんが、日常使いできる和小物雑貨を中心に全国展開しているお店です。

 

 

 

 

山岸さんは上田アリオ店にもともと行かれていて、オープン情報を聞いてからはこちらにも足を運んでいるのだとか。

下駄にも合わせやすい足袋型の靴下や、これからの季節に忍ばせておくと汗対策に便利な手ぬぐいも充実してます。

 

 

 

 

商品を手に取る姿、お店にとても馴染みますね。(素敵だ~)

 

 

 

 

最高気温36度の猛暑日だったので早めに切り上げて二軒目へ。

 

 

 

 

文政11年(1828年)創業の老舗紙問屋『柏与紙店』さんに到着。

 

 

 

 

店内にはさまざまな質感の和紙、

 

 

 

 

和柄の和紙、

 

 

 

 

折り紙、便箋、封筒、絵手紙関連の道具、紙風船に至るまで、

ありとあらゆる和の紙雑貨が並んでいます。

 

 

 

 

商品を手に取る姿、やっぱりお店に馴染みますね。

 

 

 

 

そしてお向かいの『H plus HELIOTROPE / manipuri』さんへ。

こちらは今年3月31日にオープンしたアパレルショップだそうです。

 

 

 

 

ヴィンテージスカーフから着想を得たブランド「マニプリ(manipuri)」の全ラインナップを扱う日本初店舗だそうで、入口のスプレーボトルからすでに世界観が美しい…

 

 

 

 

店長さんが山岸さんの前職場の先輩だったというご縁で、定休日だったにもかかわらずお店を開けていただきました。

ありがとうございます!

 

 

 

 

ヴィンテージモチーフだからか、柄は洋風だけど不思議とゆかた姿となじみますね。

 

 

 

 

日傘もゆかたとよく合いそうです。

 

 

 

 

目の保養をたくさんした後は、ぱてぃお大門のMONZEN TERRACE ENYAさんへ。

 

 

 

 

一杯やりながら、山岸さんが講師や商品販売を行っている「組紐」の世界を堪能させていただきます。

すでにディスプレイされていたのは、鮮やかな糸車のかかった組紐の編み機。

 

 

 

 

そして山岸さんの作品、帯締めです。

 

組紐は、帯締めやお守りの紐、戦国武将の兜紐などにも用いられていたそうで、編み物や織物との一番の違いは「ほどけない」ということ。

美しいだけじゃなく、とても丈夫らしいです。

 

 

 

 

昨年10月に「粋kimono&kimono」の屋号で起業した山岸さん。

親類に着物を扱う人が多かったことから20代で着付けを習い始め、いくつかの流派を習得する中で「粋な師匠」と出会ったそう。

 

 

 

 

その師匠のすすめで「組紐」の勉強を始めたところ、その面白さに開眼!

現在では日本で数少ない「高台」という編み機を得とくするため、埼玉の教室にも入門して組法を高めているそうです。

 

 

 

 

“着物をもっと日常的に楽しく着よう”というクラブ活動も毎月一回されているとか◎

 

 

 

 

実技も見学させてもらいました。

 

 

 

 

「糸車を持ち上げて移動」をさまざまな方向に繰り返すことで出来上がっていく組紐。

シンプルな動作でカラン、コロン、と糸車を移動させていく様は、なんだか神々しささえ感じます。

 

 

 

 

こうして作られた作品は「配色や力加減や、組方の間違えも込みで“世界にひとつだけの組紐”になるんですよ~」と山岸さん。

 

 

 

 

そんなことを聞くと、もういろいろな方の帯締めに目が行って止まらなくなりました。

 

 

 

 

一本の組紐に広がる世界観、、、おもしろい!

 

 

(同行:大日方)