REPORT

ビルの扉を開けて~大人の社会科見学~

2022年6月15日

12:30~14:30(参加者: 4 人)

 

【案内人】

唐木さやか(フリーアナウンサー)

伊那市出身。長野県内でテレビ・ラジオ番組のリポーター、キャスター、ナレーターとして活動するほか、イベントや結婚式の司会など、幅広く活動。2020年4月からはユニット「織音(Orion)」のボーカルとして音楽活動もスタート。プライベートでは2児の母として子育てにも奮闘中。

 

【コース案内】

門前町にはたくさんのビルがあります。ファッションビル、オフィスビル、マンション…。

その中で、普段はなかなか立ち入ることのできない、厳選「スタジオ系ビル」をご案内します。

当日だけの限定「レコーディングLIVE」もお楽しみください!

※ライブ料金として別途お一人4000円頂きます

 

【コース】

花の小路前スタジオ/echizen GALO/サーラ アビリタ

 

 

6月15日(水)12時30分〜

唐木さやかさん(フリーアナウンサー)の『ビルの扉を開けて~大人の社会科見学~』を開催しました。

コース一ヵ所目は「花の小路前スタジオ」。

門前にスタジオなんてあったかなぁ…と思いながら中央通りを南下すると、ほどなくして蕎麦屋「大善」の隣で立ち止まった唐木さん。

「こちらです!!」

 

 

えー--!(一同)

こんなところにスタジオがあったんですね。

数えきれないくらい前を通っていますが初めて知りました。

 

 

扉の向こうにあったのは…

 

 

防音対策がばっちり施されたスタジオです。

 

 

支配人の和久井さんと、アシスタントさんが迎えてくださいました。

もともとはライブハウスの音響をされていた和久井さん。

この界隈はライブハウスやアーティストも多い環境でありながらレコーディングスタジオがなく、若手やアマチュアの支援・育成も兼ねて8年前にこのスタジオを立ち上げられたそうです。

唐木さんいわく「長野の音楽シーンを盛り上げてくださっている心強い存在」。

 

 

録音ブースにいらっしゃるのは、唐木さんがボーカルを務めるバンド「織音(orion)」のメンバー、北沢マロさん(パーカッション)と、たかがわいづみ(マリンバ・スティールパン)さん。

唐木さんの詩吟をベースに、マリンバやスティールパンの音色を組み合わせてこれまでにない世界観を表現していらっしゃいます。

本日は「レコーディングライブ」ということで、特別にパフォーマンスを兼ねた録音光景を披露していただきました◎

 

 

「良かったら皆さんも録音を体験してみませんか?」と、唐木さん。

童謡「ふるさと」の歌詞を渡されて、みなさんハニカミながら緊張の面持ちになりました。

 

 

唐木さんと一緒に一小節づつ録音してみましょう!

ドキドキ

 

 

お一人お一人、緊張の面持ちでマイクの前に立たれます。

終わった後は拍手喝采!お疲れ様です!!

 

 

撮った歌声を和久井さんが音を調整して聴かせてくださいました。

音を分解して際立たせたり響きを増したり…いつも耳にしている音楽ってこういう風に生み出されているんですね。

 

 

最後に唐木さんからサプライズプレゼント(織音のCD!)もいただき、皆さんお腹いっぱいの体験でスタジオを後にしました。

織音の音源はYouTubeでもご覧いただけます。

 

 

唐木さんの街並み解説も伺いながら次のコースへ向かいます。

普段見過ごしてしまっているビルやお店が案外沢山ありますね。

 

 

2か所目の「越前GALO」さんへ到着!

 

 

「越前和紙」の専門店として1903年に創業された「越前屋」さん。

時代とともに書道用品やふすま紙、壁紙へと取扱商品を広げていき、「内装」のジャンルが派生してインテリア用品(家具など)の展開もトータルコーディネートすることで生まれた部門が「越前GALO」です。

 

 

このビルは創業本店として1階は書道用品をメインに取り扱っていましたが、4年前に2階の貸し画廊をインテリアの事務所兼展示場スペースに改修し、1年前からインテリア部門を1階にも広げて現在の空間になっているそうです。

ご説明くださったのは、以前まちあるきの案内人もお勤めいただいた店長の土井れいじさん。

 

 

穏やかで丁寧な口調でお店やインテリアをご紹介いただきました。

展示品はスイス、スウェーデン、アメリカ、フィンランドのインテリアブランドがメイン。

取り扱い審査もあるので、長野県でも実物を見て体感できるのショップはごくわずかだそうです。

写真でご紹介いただいているのは「スウェーデンの昇降デスク」。

スウェーデンではこういった昇降できる机の普及率が90%(!)以上あり、立っての仕事も日常だとか。

 

 

とにかく「座り続ける」という行為は、人体構造的に悪影響なことが多いらしく。

こちらの座る負担を極力軽減させる椅子たちも、座り仕事が多いお医者さんはもちろんコロナのテレワークを背景に自宅に導入される個人の方も増えているそうです。

 

 

ショップ・イベントスペース・ギャラリー、3つの機能を備えた2階もご案内いただきました。

コンクリートむき出しがおしゃれです!

 

 

新規事務所へトータルコーディネートして納品するお仕事も多いとか。

 

 

窓辺もとてもおしゃれ。

海外にいるような錯覚さえしてきます。

 

 

椅子やソファーを思う存分体験させていただき、3ヵ所目の「サーラ・アビリテ」さんへ。

「サーラ・アビリテ」さんは唐木さんも所属されているモデル事務所で、約30年の歴史をお持ちの会社です。

 

 

蔦がしげる「アイビースクエア」ビルの中にさっそく進みましょう!

 

 

事務所は8階に入居されているのでエレベーターを待ちます。

オフィスビルは特に用事がないと入れませんよね。貴重な体験…

 

 

8階につきました!

迎えてくださったのは、社長の山口さんと、モデルのまなみさんです。

元々長野でスタイリストをされていたという山口社長。

写真で判断して東京から呼び寄せたモデルの印象やサイズの違いに不便さを感じていたことが会社の立ち上げにつながったそうです。

 

 

地元に根付いて育成~仕事選びまでしっかりとしたした事業展開をしているモデル事務所は長野県でもごくわずか。

モデルやタレント、アーティストなどが総勢50くらい在籍されており、芸能界を目指す子どもたちのための「アクターズスタジオ」も運営されているそうです。

普段聞けないあれこれを質問してとても興味深いお話を伺えました◎

 

 

非日常が詰まったまさに「大人の社会見学」だった本日。

唐木さんに今後の展望を伺うと、

「いつか、自分も含めて子連れのママさんたちと一緒に歌ったり遊んだりできることをやってみたいですね! あと、自分のおしゃべりな長所を生かして婚活イベントの司会もやってみたいです」

と、マスクをしていても分かる弾ける笑顔でにっこり答えてくださいました。

ありがとうございました!

 

(同行:大日方)