REPORT

古くて新しい門前オフィス巡り

2017年9月16日

13:00~16:00

 

参加者:6人

 

【案内人】宮本圭

シーンデザイン一級建築士事務所 代表

 

【プロフィール】

建築設計事務所代表。

有限責任事業組合ボンクラを立ち上げ、東町にある古い建物を活用し、

建築士、デザイナー、編集者らと共同で楽しいことを企画提案。

飯綱にツリーハウスも制作。

 

【コース案内】

未来の私たちが働く環境をどうしていきたいか、一緒に考えてみませんか。

門前で働く人や風景を巡り、働く環境を再発見するまちあるきです。

 

【コース】

東町ベース
案内人も入居する文具店を改装したシェアオフィス。

CAMP不動産というサークル活動に賛同した企業や個人が

調していくことをデザインした場所。

OPEN
元呉服屋兼住居及び蔵を改装した施設。

同一敷地内に複数の建物が中庭(オープンスペース)を

囲むように建ち並んでいるのが特徴。

tokiori
ギャラリーとデザイン事務所が、ガ
ラス間仕切りで仕切られながらも、

ほぼ同一空間に併設されている。仕事場にとっては、ノイズになりかねない

状況を自ら作り出している点がおもしろい。

アソビズム長野ブランチ
「価値を想像できるアソビとは、どのようなものか」

を追求しているアソビズム。そ

のための理想的な生き方・働き方、場のあり方とは。

遊びと仕事が同居している楽しいオフィスです。

アソビズム横町オフィス
アソボズムの新しいオフィス。

元家具屋倉庫の中に入れ子状に諸室を配置しています。

半戸外的なラウンジスペースが、

今後どのような活用のされ方をするのか想像してみましょう。

カネマツ(粉門屋仔猫)
案内人が所属する有限責任事業組合ボンクラが、管理運営するシェアオフィス。

企業組織や個人ではなく、その中間的な領域で働くことを実践している事例。

フラットな信頼関係が自発的に生まれ、動的に保持されている関係が生まれています。

 


 

まずは案内人の宮本さんも事務所を構える「東町ベース」の紹介から。

建物のメリット・デメリット、周囲の環境や道路との関係性などを、

場所が出来上がる経緯と絡めて、わかりやすく解説していただきました。

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南に下り「OPEN」へ。

広場や公園を囲む建物として、その可能性や展開などのお話を。

そしてOPENに入居するクボタさんからも、OPENの概要に加え、

クボタさんの事務所やトリノコ(シェアオフィス&イベントスペース)まで

ご案内していただけることに。

実際に使われている方の声も、とっても勉強になります。

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お次は「tokiori」。

こちらはまだ新しいオフィス。ギャラリーも併設されています。

単純な仕事関係の出会いだけでなく、

予期せぬ良い出会いを期待してつくられた事務所とのこと。

新旧ミックスされた空間は、これからの広がりも大いに感じさせてくれました。

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※道中で開催されていた「あがたまちマルシェ」
 
 
そこから北に上がり「アソビズム 長野ブランチ」に。

「遊ぶ」に重きを置いた働き方が随所に散りばめられている建物。

どこをとっても完成度が非常に高く、本気で遊んでいるうちに、

それが仕事になっていく。。。

そんなワクワクする空気感が漂うなんとも快適なオフィス。

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そして次の訪問場所も同じくアソビズムさんの「横町ブランチ」。

コチラ、ついおととい(2017/9/14)に竣工したばかりのオフィス!

ずっとシャッターが閉じていた場所にキラッと光るガラスの建具が入り、

一瞬で目線を引きこまれてしまいます。

中はまだ備品や什器など揃っていませんが、

長野ブランチ同様アソビズムさんなりの本気が見れることでしょう。

楽しみです!

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最後、お茶休憩場所でもある、カネマツ・粉門屋仔猫に。

建築的な視点だけでなく、宮本さんもカネマツに大きく関わる一人として、

運営や方針といったソフト面を多くお話ししてくださいました。

「作って終わり」ではないスタンスが魅力の一つだと感じます。

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と、ここまででひと段落したので、

参加者一同、和気藹々と話をしながらお茶の時間をゆっくり過ごしました。

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何度かこのまち歩きの案内人を務めていただいている宮本さん、

この回は珍しく建築用語を頻繁に言葉にされていました。

といっても、非常に優しく丁寧に説明してくださるので、

参加者の方もおもわず聞き入り、みなさん一生懸命メモを取る姿に。

「建築」「仕事」「遊び」の視点が交錯した、

現実に見えている「まち」だけではない部分も知ることができたようです。

(受付・同行・撮影 高島)

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