REPORT

空き家をどうにかしたい人のための空き家見学会

2017年8月19日

13:00~16:00

 

参加者:14人

 

【案内人】倉石智典

株式会社MYROOM  代表

 

【プロフィール】

長野市生まれ。SFC総合政策学部卒業。観光業、都市計画業、

不動産業、建築業を経て2010年に現在の会社を設立。

まちなかの空き家を「リノベーション」して新しい利用者と

マッチングし、まちに賑わいを作っている。

 

【コース案内】

いつもは「空き家で何かしたい人」の参加が多い空き家見学会

ですが、今回は、大家さんや区長さん、金融関係の方など、

貸したい人たちに向けて行います。
一緒に事例を見ながら、うちの建物も使えるのかなとか

どうやって改修しているのかなとかいった視点で空き家を見て

まわりましょう。

 

【コース】

東町ベース

鉄骨3階建ての元問屋倉庫。案内人が作ったリノベーション基地

元文具店

築100年以上で三菱鉛筆の県下総代理店だった。

元問屋街に面して立つたてもの

元蕎麦屋

さらに前は元甘納豆製造所。

雪印アイスクリームの製造代理店もしてた。

道路拡幅計画で今のような立地と外観に。

三角形の敷地に立つたてもの

元住居

都市計画法や建築基準法ができてまちの使い方のルールが変わり

昔からの敷地・建物がポツンと残されてしまった

道路接道なしのたてもの

元住居

空き家にするつもりはなく空けていて、

今では別の場所に暮らしている。

大家さんの荷物がたくさん残っているたてもの

元居酒屋

時代に合わせて建物の使い方を変え賑わってきたたてものが

また空いてしまっている。既存不適格のたてもの

Gofuku

元呉服屋の蔵三棟と母屋を改修し、組合を作って運営する

「パブリックスペースオープン」内にあるダイニングバー

見学会を振り返る

 


 

今回参加くださった方々は、6割が金融機関関係者、

そのほかは不動産業の方や、東京から調査目的で来られた方

県の空き家対策に係わる方、大家さんなどでした。

 

「こんな人にこんな使われ方をしてきた建物です」

「こんな歴史がこのエリアにはあります」

「おもしろい道があって・・・」

「ご近所にはこんな人もいます」

というような説明を、1軒1軒丁寧に説明しながら歩く倉石さん。

 

そのほかにも

「ここは寒いです」とか

「ここを使うにはお隣の家と一緒じゃないと法律上使えません」

といったことも淡々と話してくれて、

参加者の方も「空き家」「古民家」「リノベーション」といった

言葉の持つ意味の幅の広さと、いく通りもの可能性をかみ締めつつ

それぞれの立場に照らし合せて想いを巡らせていました。

 

最後のGofukuでは、本日のまちあるきの振り返りを。

いろんな意味でで「思っていた以上に○○だった」という

感想がたくさん出ていたのが印象的でした。

 

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まち暮らしたてもの案内所・大日方(受付、同行、撮影)