REPORT

街の入口、酒場へ行こう

2023年12月15日

12月9日(土)16:00~18:00
参加者:6人

【案内人】
乾 隼人 《 いぬい はやと》(編集者)

酒場とごはんが大好きな、フリーランスの編集者・ライター。大学卒業後は大阪で4年、東京で3年を過ごしたのちに長野へ。普段は長野市内でお酒を飲んだり、地域の文化と仕事について取材したりしています。

【コース案内】

街のことを少しだけ深く知った気持ちになれるのは、いつも「新しいお店の扉を開けたとき」でした。一歩酒場へ踏み込めば、店内にも「街の魅力」は広がっている気がします。今回の街歩きでは、店主さんに話しかけたり、そこだから飲めるお酒を楽しむ時間にしましょう。

※定員5名です。

※最後に、希望者のみなさまとバードで食事をする予定です。

【コース】
楽茶れんが館

SQUIRRER FOREST

国内外のクラフトビールを取り揃えるボトルショップ。若き店主の荻原さんに話しかけて、ビール文化に触れるもよし、凝ったラベルを“ジャケ買い”して、併設の角打ちで飲むもよし。

ラフォーレ さち

古き良き時代の空気漂うジャズバー。真っ赤で豪華絢爛な内装にちょっぴり気後れしそうになるけれど、一度入ってしまえば大丈夫。「せっかくですから…」と言ってはじまるマスターたちの演奏に身を委ねてみて。

MIKENEKO STAND

昼も夜も、コーヒーとワインが楽しめるこのお店。自家製のレモンサワーをはじめ多彩なドリンクに、「野沢温泉ジン」など信州のクラフトジンが飲めるのも嬉しい。ちょっと寄らせてもらいましょう。

BIRD

街で遊ぶ大勢の人々から親しまれる“あさこさん”が営むワインバー。ナチュール系のワインの品揃えに加えて、美味しいパスタや前菜もぜひ味わってほしい一品ばかり。ぜひ今度、電話で予約して大事なご友人と訪れてみてください。

12月9日(土)、フリーランスの編集者・ライター乾隼人さんの「ながの門前まちあるき」を開催しました。テーマは、“街の入口、酒場へ行こう”です。12月?とは思えない程の暖かさときれいな青い空。午後15時30分。善光寺周辺の気温は14度…。そりゃあ…、コート着て歩いたら暑いわぁ…、と思いながら、絶好の街歩き日和でした。

長野に移住してまだ半年の案内人乾さんが、長野市内でお酒を飲んだり地域の文化と仕事について取材されてる中で、お店を通して繋がった人々から、今回4つの“酒場”に連れていってくれました。

まだ、紅葉の赤がとてもきれいでした。

穏やかな陽気の中を歩けば、会話も自然と弾み、気が付けば、あっという間に1件目のお店に到着!

SQUIRRER FOREST(スクワール フォレスト)

国内外のクラフトビールを取り揃えるボトルショップ。2023年2月にOPEN。

海外のものをメインに、国内外のメーカーのものが沢山並んでいて、目を奪われます。

ラベルが可愛すぎる!!8割のお客さんが、他県や海外のものを知らないそうです。ラベルを見て“こんなのあったんだ!”と発見し、ラベルを剥いでコレクションにする方もいるそう。国内のものも、敢えて、長野県以外の銘柄を揃えるこだわり。“おいしいものを長野でも知って欲しい”という店主の荻原さんの熱い思いが伝わってきます。インポーター時代の知識と他のブルワリーさんとの繋がりで、これだけの量を取り揃え、来るたび新しい銘柄が入っていて、こんなに沢山のものが見れるのは、長野でもここだけではないでしょうか。

人気のものは一週間で売切れちゃうそうです。でも、基本は、売切れたら、終わり。次の新作に入れ替わります。荻原さんの“一期一会な出会い”と言う言葉が印象的でした。

シードルもあります。

(右上)Scariet(フランス)8% /ワインに近いフルーティーな感じ

(左上)Good Boy IPA(フランス)6% /ピーチやグレープフルーツを思わせるような香り

(下)ネコノワイン(長野)5% /坂城ワイナリーさんとのコラボ。スパークリングワインのようなIPA

参加者さんもみな、「これはウマい!」と絶賛されていました。

おでんもあるよ!

バニラアイスもあるよ!!

商品紹介の文章(POP)を読むだけでも楽しい!!!

例えば、同じ“フルーティーなもの”でも、「副原料にフルーツ系」や「ホップからくる柑橘系」では全然違うそうなので、その人の好みに合わせて提案してくれる荻原さん。どれにしようか迷ったり、オススメなど尋ねてみるのも楽しいかも♪

これからは、ビール好きの人への誕生日プレゼントや、久しぶりに会う友達など、“ちょっとしたてみやげ”にクラフトビールも選択肢に入れてみてはいかがでしょうか♪♪

 

さて、スクワールフォレストさんを後にして、次は権堂商店街を目指します。

MIKENEKO STAND(ミケネコ スタンド)

昼も夜も、コーヒーとワインが楽しめるお店。2022年12月にOPEN。

2軒目は、ミケネコスタンドさん。

自家製のレモンサワーをはじめ多彩なドリンクメニューがあります。はちみつ、長野県産りんご、ジャスミンのシードルや、「野沢温泉ジン」などの“信州のクラフトジン”が飲めるお店です。“新潟のジン”も4種ほどあります。

ミケネコスタンドさんはお酒の種類がとても豊富です。中でも“ミード(Mead)”というジャンルのお酒が楽しめます。“ミード”は、「蜂蜜酒に酵母と水だけで作る」世界で一番古いと言われているお酒だそうです。日本ではお酒にかなり詳しい方以外ほとんど知られていませんが、2020年に滋賀県で創業した日本初のクラフトミードハウスANTELOPE(アンテロープ)は今話題です。近年、みかん、金木犀、りんごなど、多様な味のクラフトミードが造られており、そのボトルによって味わいが違い、とても“自由なお酒!”なのでどれも美味しい、ととても詳しくご説明してくださいました。ちなみに、店主の小林さんの衝撃を受けたミードは、「米麴とお米」を使ったミードで、日本酒のイメージで飲んだらワインみたいで驚いた!!と語ってくれました♪

乾杯!!

「りんごのミードは、ナッツと共に」、「スィーツとも相性が良いお酒」、「こんなに香りを楽しめるお酒なんだ」、と皆さんそれぞれ楽しまれていました。

もちろん!カフェメニューだってとても美味しかったです♡(ホットカフェオレとバスクチーズケーキ)

野沢温泉ジン:(右)さくらのジンは、すもも、桜の葉、林檎の木の繊細なフレーバーで、フルーティーでフローラルなジン。炭酸で割って香りを楽しむのが小林さんのオススメ!

野沢温泉ジン:(左)しそのジンは、地元産の赤紫蘇のうまみとほんのり優しい甘みで、飲みやすいジン。さまざまなカクテルで楽しむのもイイですが、こちらも小林さんのオススメはやはりソーダ割り!

“遅い時間でも、スイーツもコーヒーも食せる所”って今あまり無いので、ここなら、飲んだあとにもちょっと立ち寄れる嬉しいお店♪

もちろん、“お昼からゆっくりお酒飲みたい”というお客さんも沢山来店されるそう。

「色んなお店があっての商店街。昔は、権堂の街に沢山の大人で賑わっていて、学生の頃から、地元に帰ったら、権堂を昔みたいに賑やかにしたい!権堂アーケードに、一日中あかりをつけたい!!昼から夜まで開いているお店を作りたい!!!」そんな、小林さんの熱い思いがとても伝わってきました!!!!

“ここだから飲めるお酒”を存分に楽しめば会話も自然と弾みます♪なんと、この日乾さんが黒いジャケットの下に着ていたオシャレシャツは、“「酔っ払い」をテーマに、酒を飲んで「いいあんべぇ」な状態になった動物”が散りばめられたアロハシャツ!「お酒イベントの時に着るシャツ」をのぞかせながら酒場を案内してくれるという“粋な計らい”に、参加者の皆さんも終始楽しまれているようでした(^_^)

※シャツについては、「Eanbe」・「イラストレーターのオカタオカ氏」で検索してみてください。

 

今回街歩きをしてみて改めて、「こんな路地を入っていった先に、こんなオシャレなお店があったんだ!」とか、「この通りにこんなお店あったんだ!!」など、様々な発見と新しい出会いがあり、まさに、“お店を通して繋がる人々、お店同士の繋がり”、そして、“お店を通して街を知る”ことを体感したまちあるきでした!

最後はみんなで円になり、案内人乾さんの「また、お店で会いましょう!」で一本締め。

いい気分で余韻を感じながら、、権堂アーケードのイルミネーションを眺め帰路についたのでした。♪♪♪

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