ちいと出勤~ランチ&パン屋さんぽ~
2019年3月16日
12:00~15:00
参加者: 8 人
【案内人】
藤森千波(株式会社アドイシグロ 製作部)
【プロフィール】
創業90年の看板屋の最年少(22)。毎日おっちゃんたちと様々な作業をしています。
時々、看板作りのノウハウを生かして会社で管理しているマンションなどの「リノベーション」までしちゃうとても変わった看板屋さんに勤めています。
【コース案内】
私が毎日歩いている「出勤路」には、誰かに紹介したいなあ~と思う魅力がたくさんあります。
みちくさしながら、大きなものから小さなものまでひとつひとつ、一緒に集めてみませんか?
新しいものが見つかったら楽しいなあと思っています!
【コース】
東町ベース
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バーバラ
門前のおふくろの味。何を食べても絶品!今日はどんなメニューがあるのか、行ってからのお楽しみです。
今回はお弁当を作っていただきます!
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SHINKOJIHOUSE
私の住んでいるお家です!これから出勤するので、私のお家からスタート。
男女7人でわいわい暮らしています。みんなが集まるリビングで、美味しいお弁当をいただきます!
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森田ベーカリー
美味しいパンや甘いケーキ、季節ものからおかずものまでなんでも美味しいまちのパン屋さん。
名物はおにぎりが丸ごと一個入ったおにぎりパン!
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権堂アーケード
出勤路自慢の場所、アーケード。何度通っても新しい魅力が増えていく、魔法のような場所です。
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エビスパン
ここにくれば食べたいものはだいたいあります。
たくさん種類があるので滞在時間が長くなりがち。ここの名物はちくわパン!
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勢国堂
お昼についつい行ってしまうパン屋さん。昔ながらの中身が選べる食パンサンドが本当におすすめ。
どれも安くて美味しくてお腹がいっぱいになる、人もパンも温かい最高のパン屋さんです。
↓
アドイシグロ(光ハイツ)
会社に到着! 家を出る時よりも少し元気になって会社に着きます。
隣にあるのは、リノベマンション「光ハイツ」。
個性的なお部屋たちの中から今回は『ジャパニズム』という部屋をご案内します!
出勤途中でそれぞれ買ってきたパンを、管理人の神田さんが入れてくれる美味しいコーヒーと一緒にいただきましょう!
案内人の数だけコースがあるなぁと再実感した今回のまちあるきは、「自分が毎日歩く通勤路(自宅~職場)をたどりながら大小さまざまな魅力を紹介する」というコンセプトのもと、案内人の家でお昼ごはんを食べてから出発します。
まずは「バーバラ」さんへ、あらかじめ注文しておいた特製弁当を受け取りに。
開店前の店内では盛り付けの最終段階のお弁当が並んでいました。見ただけでのどが鳴ります。
ほかほかのお弁当を手に、みんなでほくほくしながら案内人藤森さん(ちいさん)が暮らすシェアハウス「SHINKOJI HOUSE」へ。
こちらは元文房具屋さんの倉庫をリノベーションして作られたお家。
共有スペースのキッチンとダイニングテーブルをお借りして、
ちいさんが炊いておいてくれたお米とお茶をお供に、いただきます!
ちなみにまちあるきに参加してくださる方はなぜだかいつも良い方ばかり。この日もささっと手分けして配膳が整いました。
はふはふ。おいしい。
ご飯を食べながら普段の生活、仕事など、時折はにかみながら話すちいさん。まっすぐなまなざしと、本当に自分が好きなものを話しているんだなぁと感じられる口ぶりに、なんだか親の気持ちに近いもの(応援?)を抱かずにはいられない。
そんなこんなで、もうここでフィナーレでもいいくらい打ち解けつつ、ちいさんの出勤路へ出発。
まず伺ったのが「森田ベーカリー」。
ちいさんいわく「パンや甘いケーキ、季節ものからおかずものまでなんでも美味しいまちのパン屋さん」。
さすが常連だけあって、お店の方も「よくきたね!!」といったかんじで出迎えます。
名物はおにぎりが丸ごと一個入った「おにぎりパン」。
ついさっきお弁当を食べてきたはずなのに棚を見ているとつい手に取ってしまうからフシギ。
ご厚意で全員にマドレーヌのお土産もいただきました。ありがとうございました!
柳通りを下って権堂アーケードへ。
古本や古道具、おもしろいものがたくさんある「だんち堂」さんや、カレーはもちろんナンも絶品!らしい「トピ」さんなどなど、ちいさんおすすめのお店を解説してもらいながら進む。
歩きながらちょっとのどを潤したくなったらここ!台東食品の東側にある50円の自動販売機スポット。
権堂アーケードを抜けて西鶴賀通りへ。
本日二軒目のパン屋さん「エビスパン」へ。
「いらっしゃい!いつもありがと!」と迎えられるちいさん。
「ここに来れば食べたいものはだいたいあります。たくさん種類があるので滞在時間が長くなりがち」とか。
たしかに。またお腹に反して目移りが止まりません。ちなみにこちらの名物はちくわパンだとか。
「エビスパン」を後にして西鶴賀~東鶴賀をぶらり。
東鶴賀にあった遊郭跡の石碑。
三軒目のパン屋さん「勢国堂」到着。
翌日が日曜日のため「お昼過ぎで品ぞろえも少なくなっていてごめんなさい」とお店の方。
いえいえそんなと言いながらいろいろ手に取るみなさん。両手にはすでに二軒分のパンのお土産がずっしり。「こんなに買って誰が食べるのってかんじだけどまぁいっか」と誰かがつぶやいて皆爆笑。
ちいさんいわく「お昼についつい行ってしまうパン屋さん。昔ながらの“中身が選べる食パンサンド”が本当におすすめ。どれも安くて美味しくてお腹がいっぱいになる、人もパンも温かい最高のパン屋さん」だとか。
ちいさんおすすめの中身が選べる食パンシリーズ。特におすすめは生クリーム&ブルーベリー(140円)。
買い物袋をパンでぱんぱんにさせて最終地であるちいさんの職場「アド・イシグロ」へ。
今年の干支であるイノシシのオブジェにまず目が釘付け。
こちらの会社では看板屋さんの技術を生かしてリノベーションしたマンション「光ハイツ」も運営していらっしゃいます。
まずは『ジャパニズム』という部屋へ。
光がたっぷり入って気持ちのいい部屋。さっそく天井に目を奪われる。
目からうろこ。アイディア満載な机。
ふすまをスケルトンにするとこうなるらしい。
そんなこんなお部屋の様子やリノベの過程、「アド・イシグロ」さんの日々の活動などは「ヒカリ号」という冊子でも紹介されています。
そしてお部屋や会社の説明を伺っている最中に光ハイツ管理人の神田さんがせっせと淹れてくださったこだわりの珈琲をお供にお茶休憩タイム。
お供は溢れんばかりに買ったパン。
食後はまたさまざまなお部屋を見学させてもらいました。
壁のリノベにも看板屋のノウハウが生きているとか。
そういったノウハウを教えてもらいながらキッチン張替えを行ったりなどできるワークショップも開催されているそうです。
内装もそうだし、押入れをぶち抜いてしまうとか、部屋ってアイディア次第で本当にがらっと印象が変わるものですね。
最後にビフォーの部屋も見せてもらいました。
「最後にもしよかったら作業場も見ますか?」とちいさん。お言葉に甘えて見学しに行きました。
入口にはびっしり埋まった工程表が立てかけられ、大型の作業机や作りかけの看板、たくさんの作業道具たちが並ぶその場所は「ザ・看板屋さん」な空間! でもそのどれもが整然と並んでいておしゃれ(?)に感じました。物は置くにもしまうにもちょっとした工夫次第で全然変わるものなんですね。
案内人の自宅から職場までの「通勤路」をたどった今回のまちあるき。
また月曜日から日常がはじまって仕事に励まれるのだと思うと(自分もですが)工程表の「藤森」という名前を見ながら「がんばれ~」とエールを送りたくなりました。
(同行:大日方)
門前珈琲豆巡り
2019年3月15日
10:00~12:00
参加者: 9人
【案内人】
高城晃(グラフィックデザイナー)
【プロフィール】
善光寺門前を拠点に主に広告デザインの制作などを手がける。「門前山カフェ」の案内人として月一で門前界隈の里山歩きもしています。
【コース案内】
長野にも自家焙煎の珈琲を出すお店が増えました。
珈琲を毎日口にする人もたまの休みにゆっくり楽しむ人も、門前界隈に点在する様々な珈琲屋さんを渡り歩いて一緒に豆巡りしてみましょう。
【コース】
東町ベース
↓
ヤマとカワ珈琲店
細い路地を抜けた場所にふと現れる築80年の味わい深い古民家をリノベーションした珈琲豆の販売専門店。
↓
Foret coffee
中央通り沿いにあるスペシャルティコーヒー自家焙煎のお店。明るい店内の壁に飾られたアート作品を楽しめます。
↓
平野珈琲
店内に入ると大きな焙煎機が目を引きます。古民家をリノベーションした居心地の良い落ち着いた雰囲気のお店。
↓
C.H.P.COFFEE
東町のKANEMATSUに今年1月にオープンした自家焙煎珈琲のお店。温かな雰囲気の広い空間でゆっくり珈琲を味わえます。
門前にある「自家焙煎の珈琲を出すお店」をめぐる今回のまちあるき。案内人の高城さんは、ナノグラフィカで毎月、近所の里山に登って山頂で珈琲を楽しむ「山カフェ」も企画しています。
せっかくなので、ということで本日も「珈琲」と一緒に「歩く」ことも楽しめるよう路地裏を歩きながらそれぞれのお店を目指します。
権堂の柳町通りの路地を入ったところ。
長野松竹相生座・ロキシーのちょうど裏側を通ります。
さらにその道を進んでいくと、
あった!
見えてきました。「ヤマとカワ珈琲店」。
築80年の古民家をリノベーションし、2014年3月から営業している自家焙煎珈琲豆の販売専門店です。
店主の川下さん。
販売している豆は全8種類。3カ月に1度、シーズンブレンドも登場。
焙煎機「FUJI Royal」。
豆のセレクト、焙煎加減、自分のコンディションはもとより、パーツのこまめな掃除などメンテナンスでも味は変わるとか。
二軒目の「Foret coffee」へ。
こちらは中央通り沿いにあるお店。
北石堂町から昨年6月に移転してこちらで営業されています。
店内に掲げられているのはお店のテーマでもある「GOOD TIME」というフレーズ。自然の中で珈琲を飲むのが好きな店主・松澤さんの「訪れる人にも木陰で一休みしているような心地よい時間を過ごしてほしい」という想いが込められています。
販売しているのは豆の産地が異なる「スペシャリティコーヒー」。
市場の珈琲豆のなかで「スペシャリティコーヒー」と呼ばれる豆は上位5%ほどの割合。豆の栽培から皮を剥いて生豆として卸されるまでの過程がすべて透明化されています。
「珈琲豆はもともとフルーツ」と、店主の松澤さん。
フルーティーな味わいが楽しめる4種の豆と、ビター系な2種の豆を販売しています。
喫茶スペースでしばし珈琲を楽しみ、三軒目の「平野珈琲」へ。
「平野珈琲」の店主・平野さんのパートナーである飯室さんが切り盛りするゲストハウス「1166バックパッカーズ」の前も通過しました。
「平野珈琲」に到着。
2016年の大みそかに立町にオープンしました。
ジャズが静かに流れる店内で試飲の珈琲を。
「ショコラモカブレンド」。それはそれはよい香りで思わず笑みがこぼれました。
カウンター奥にあるのは「ヤマとカワ珈琲店」と同じ焙煎機「FUJI Royal」。
「焙煎は朝してます。なんとなく朝のほうが仕上がりがいいんですよね」と平野さん。
もともと北海道で珈琲のお店をしており、長野に移住後もそのお店に豆を卸したりもしているとか。種類は固定せず季節ごとに変化をつけて販売。
平野さんの口調がとにかく穏やかなのでうっかりくつろぎモードになってしまいました。(のため、メモが少なめ…)
そしてそれぞれ気になった豆を購入しました。
左手前に移るのは夏になるとアイスコーヒーの抽出で活躍する機械。
いい香り。
ゆっくりできそうな二階席も。
こんなに素敵な空間になるなんてリノベーションってやっぱりセンスね~と参加者の方がつぶやいてました。
一階には本コーナーもあります。最高。
四軒目「C.H.P COFFEE」へ。
東町のカネマツ入口に今年1月12日にオープンしたお店です。
カウンター奥にある焙煎機は「ワイルド珈琲」。
朝と夕方、20分間くらいの焙煎を計8回行っているそうです。
店主の菅さん。
現在、店頭販売しているのは産地のことなる豆をブレンドした6種類。
飽きられないように季節ごとなどその都度バリエーションは変わっていくそうです。
最後にまたそれぞれ珈琲を注文して、味わいを楽しみました。
ちなみにそれぞれのお店でいろいろ撮りましたが、珈琲の写真が残念すぎる結果となりました。汗 味や香りを届けられないならせめて美味しそうな湯気だけでもと思いましたが、湯気って案外映らないものですね。
路地と珈琲を楽しんだ今回のまちあるき。参加者の方もおっしゃってましたが、お店ごと流れている音楽も全然違ってそれもまた楽しめました。
歩いて味わって音楽に浸りながら、それぞれの場面に流れていた「時間」を楽しめたまちあるきでした。
(同行:大日方)
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