REPORT

犬に惹かれて善光寺参り

2021年11月20日

10:00~12:00

参加者:3人

 

案内人:井川ちなみ(ピエロの風船屋さん店主/パフォーマー)

 

【プロフィール】

長野市出身。東京の劇団に10年弱所属したあと、フランス、北海道へと彷徨う。4年前に実家のある長野へ。
2019年県町にバルーンショップをオープン。2014年からボストンテリアの飼い主となるが、去年病気によりお別れする。

 

 

【コース案内】

『牛に引かれて善光寺参り』。
してその心は、自分の意思からではなく、他人にさそわれて良い方向に導かれる事のたとえ。
犬に惹かれて善光寺!善光寺界隈のワンコに会ったら、何だか良いことがありそう。あのお店の有名ワンちゃんや、意外な所で飼われているワンちゃんに会いに行きます。ワンコの好きな方、飼っている方、飼いたいけど飼えない方、ワンコ談義しませんか?
※基本、ワンちゃんには触れません
※ワンちゃんとご一緒に参加できます

 

【コース】

楽茶れんが館

つち茂
芝犬の健太郎くん
ワンコがいなくて手持ちぶさたの方にはバルーンのワンコをプレゼント

土彫工芸やまさき
トイプードルの寅之介くん
バルーンワンコもお散歩開始?!

寛慶寺
トイプードルの小春ちゃん
ペットの納骨もできるお寺さん。お話が聞けるかも

タカギデザイン事務所
ミステリーのつくしくん

サニーテラス
お時間がありましたらワンコ談義を

ピエロの風船屋さん
バルーンギフト・出張デコレーション・バルーンショー・ジャグリングショーなど承ります

 


 

本日のコースは「犬に惹かれて善光寺」。

案内人はピエロの風船屋さん兼パフォーマーの井川ちなみさん。

門前界隈のかわいいわんこたちを訪ね、ひたすら愛でます。

 

宿坊の前を通って仲見世通りへ。

繁忙期で叶いませんでしたが、数ある宿坊にもかわいいわんこがたくさんあるそうです。

 

 

一軒目の訪問場所「つち茂」。

 

 

お行儀よく座っていたのは柴犬の「健太郎」くん。

おみやげの陳列かごに交じって、しっかり特等席がありました。

 

 

涼やかで凛々しいお顔。

そしてお客さんが大勢来ても平常心です。

 

 

おやつだよ~

の声にもしっかり「待て」をしてから食べていました。

 

 

見事なお手も◎

 

 

店内には昨年作られた「アマビエ」ならぬ「ケンタロウビエ」の手ぬぐいも売られていました。

(かわいくて井川さん購入)

 

 

お次は「木彫り工芸やまさき」。

 

 

トイプードルの「寅之介」くん!15歳。

 

 

「さわってもいいよ」とのお気遣いに、

やさしくなでなでするこどもたち。(かわいいとかわいいの共演…)

 

 

抱っこも!

 

 

参加者とお店の方で、お別れしたわんこの思い出話もぽつりぽつりと語られてました。

今日の参加者は、全員わんことのお別れを経験した方。

目の前のわんこを通じて、やっぱり自分の子のことも思い出しますよね。

 

 

お次は「寛慶寺」へ。

 

 

抱っこされて登場したのは、トイプードルの「小春」ちゃん。

ふわふわでふっくらとした15歳(だった…かな…)。

 

 

なでなで…

 

 

こんなに気持ちよさそうな表情も。

手を通して、わんこ好きの気持ちがきっと伝わっているのでしょうね。

 

 

寛慶寺の墓地にはペットの納骨場所もあります。

犬に限らずどんなペットの供養も受け付けているそうです。

 

 

寛慶寺を後にし、西之門ホワイトハウスへ。

道中で、お散歩中のフラットコーデットレトリバーに遭遇!

飼い主さんが快く了承してくださり、一同でなでなで…

(こちらもまた気持ちよさそうなお顔)

 

 

「西之門ホワイトハウス」到着。

 

 

4軒(犬?)目の「タカギデザイン事務所」へ。

 

 

元気いっぱい迎えてくれたのは「つくし」くん!

(この写真の時はテンションがかなり落ちていますが…)

 

 

建物内も見学させていただきました。

 

 

そして1階へ。

最終地点のドックカフェ「サニーテラス」におじゃまします。

 

 

おちびちゃんたちはお待ちかねのアイスを頬張り、大人たちはお互いのわんこの思い出話に花を咲かせました。

お客さんと一緒に9カ月の双子犬がやってきて、その元気いっぱいぶりにみんなで目を細める場面も。

 

↓双子犬におやつをあげるちびっこ。そして、ここにも飾られていたケンタロウビエの手ぬぐい。

 

 

今回のまちあるきは、まちあるき数年の歴史上、もっともやさしくて穏やかな時間が流れていたかもしれません。

井川さんのわんこ愛と、丁寧で地道な下準備に感謝です。

 

(同行:大日方)

 

 

ヴィンテージ中毒者入門

2021年11月19日

14:00~16:00

参加者:11人

 

案内人:須藤悠(信州大学建築分野専攻 修士2年)

 

【プロフィール】
神奈川県出身、長野歴6年、ヴィンテージ中毒歴2年。
専門は建築ですが、最近はヴィンテージ古着の方が上回りそうです。普段は元空き家を改修しながらニワトリと暮らし、常に至高のヴィンテージを古着に限らず探し求めています。

 

 

【コース案内】

由緒ある、古くて価値のあるヴィンテージ。私はその中毒者です。古着から始まり古道具、古き街並みなどヴィンテージ
の魅力や見方を案内します。ヴィンテージ中毒者から入門者まで濃い2時間をお送りいたします。

 

 

【コース】

楽茶れんが館

OESTE
取り入れやすい古着が多く、店主さんのスタイリングも抜群です。

COMMA
東町/田町
私が好きな古き外壁があるので、ご紹介します。

Light house
素敵な3店舗の共有スペース兼イベントスペースです。行けば、魅力に圧倒されます。

North South East West
最後は素晴らしいカフェで少し話しましょう

 


 

本日のコースは「ヴィンテージ中毒者入門」。

案内人は信州大学建築分野専攻の須藤さん。

門前界隈の古着屋さんや街並みをめぐり、ヴィンテージの魅力やその見方を案内してもらいます。

 

開始前に本日の服とれんが館について解説する須藤さん。

写真で手に持っているのは「スプーンリング」。

かつて、アメリカの泥棒が盗品を換金する際、足がつかないように銀のスプーンの持ち手をリング状にしていたものがオマージュされています。

(背景を知ると、俄然見る目が変わってきますね)

 

 

一軒目の古着屋「OESTE」さんへ。

 

 

「取り入れやすい古着が多く、インスタなどで配信している店主さんのスタイリングも差し色が効いていて抜群」と、須藤さん。

 

 

まずは各々、自由に店内を見させていただきました。

 

 

まちあるき企画人のナノグラフィカのたまさんも、本日のテーマに合わせたコーディネートとバイクでちょっと登場。

 

 

一息ついて、店主の方におすすめの一部を紹介していただきました。

このジャケットはイギリスのブランド「バブアー」のヴィンテージ品。

デザインもさることながら、一番の特徴は表面にオイルを塗り込んだコットン生地です。

生地目にオイルがぎゅっと詰まっているので、防水性と保温性は抜群。バイクや狩猟など、屋外の過酷な環境下で長らく愛用されてきました。

光沢とハリ感も美しく、使い込むほどに持ち主に馴染んでオリジナリティある経年変化が生まれるそうです。

 

 

ミリタリージャケットなどの紹介も。

ひとつひとつが丈夫で機能的であるだけでなく、デザイン性にも優れていてびっくり。

ヴィンテージって、ただ単に古い物やレトロなものを指すのではないんですね。

 

 

OESTEを後にし、東町で古い建物を鑑賞。

おもしろいところに階段やシャワーがあったりして、何のために作られてどういった使われ方をしていたんだろうと想いを馳せました。

 

 

お次は権堂まで下って古着屋「COMMA」へ。

ポルカドットカフェさんの2階で営業されています。

 

 

「マニアックな古着もあり、毎回入荷が楽しみ」と須藤さん。

手にしているのはフランスのコックジャケット。

フランスやイギリスの職人服は、丈夫で機能的なつくりの中に「絶対機能としてはいらないひと手間=デザイン性・おしゃれ」も入っていて、作り手と使い手の働き方への美意識を感じるものばかり。

むちゃくちゃかっこいいのです。

 

 

須藤さんの解説に合わせて店主の方も商品を見せながら補足情報をアシスト。

他にお客さんもいらっしゃったにも関わらず、快くご説明いただきありがとうございました!

 

ちなみにレジの横には、ドイツの毒ガス実験の場で使われていた白衣(生地はバリバリでいろんな色のシミがついている)も売られていました。

毒ガスを肯定しているわけでは決してないのですが、どんな人がどんな風に使って現代の日本までたどり着いたんだろうと考えるとちょっと熱くなりました。

 

 

田町の建物を鑑賞。

隣のお宅の痕跡がしっかり残っている壁。

「無用」と思う人もいれば、「美しい」と感じる人もいる。アート用語で「トマソン」というそうです。

 

 

左手のビルの壁にもトマソンがありましたが、こちらはオーナーさんによって塗装されてしまいました。

 

 

緑町まで下って、市役所のサクラスクゥエアに隣接する「Light house」へ。

1階はカフェ「North South East 」とアウトドアショップ「NATURAL ANCHORS」、2階と地下には東御市のPh.Dさんの展示スペースや倉庫があります。

 

 

まずは2階へ。

Ph.Dさんの荒井さんからこのビルやPh.Dさんの取り組みについてご説明いただきました。

 

 

アップサイクルブランド「oops」の商品。

パッチワークされた一つ一つ異なるデザインは、本来捨てられる端切れが使われています。

 

 

月ごとのテーマに沿って線書された、「MMSS(モダニストマインドシェアリングサービス)」さんの希少な本をLighthouseやNorth South East Westで読める貸本サービスも10月からスタートしたそうです。

 

 

1階に降りてNorth South East Westさんで一息。

須藤さんが持ってきた本や私物のヴィンテージ服をファッションショー形式で紹介してもらいました。

(映っているトルソーも須藤さんの手作り!)

 

 

まちあるきが解散した後の一コマ。

古着好きの参加者さんと、Ph.Dの荒井夫妻と須藤さんのライダースジャケットを囲んで。

 

 

愛おしそうに服のディティールを眺める様子がなんとも言えず素敵な雰囲気でした。

作る人がいて、丁寧な仕事としっかりした材料があって、大切に使ってきた人がいて、その積み重ねに敬意と愛着を持って大切に受け継ぐ人がいるって、いいですね。

ヴィンテージって人生観にも通じるなと、この光景を見て思いました。

 

(同行:大日方)

 

 

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