REPORT

ながのの中の東欧ロシア

2019年11月19日

11月16日(土)9:30~11:30

参加人数:   7 名

 

【案内人】小池つねこ(こいけつねこ)図書館ギャラリー マゼコゼ店主

【プロフィール】
長野暮らし11年目。長野市に暮らす前は25年間東京暮らし。大学卒業後、現代美術のギャラリーに勤め、その後もいろんなジャンルのギャラリーに勤め、ギャラリー勤務歴は気づいたら30年。長野市門前に暮らし始めた当初、町並みに何処か東欧ロシアぽさを感じ、今もその気持ちは変わらず。

【コース案内】
ここ10年で長野市門前の町並みもずいぶん変わりました。そして住んでいる人たちもずいぶん変わりました。この町の雰囲気も当然ながらずいぶん変わりました。そんな中でも変わらないノスタルジックなお店、ちょっと東欧ロシアっぽいお店を巡ります。

 

【コース】

楽茶れんが館

ハーロンヌービル···東欧雑貨といえばハーロンヌービル。お店の名前はハンガリー語で3人姉妹。東欧好きにはたまらない店。

マゼコゼ···本&ギャラリーのマゼコゼ。暮らしの中にアートをテーマに月替わりで展覧会を企画展示。11月は毎年アイヌ刺繍の展示を行っている。アイヌ刺繍といっても北海道内だけでなく樺太~ロシアへとつながっている。

Pise···カフェ&バーレストランを併設したゲストハウス。どこかアジア~中近東を思い起こさせる店内。店内だけでも旅行気分。

りんどう···昔懐かしい喫茶店。椅子の背もたれの白いカバーが個人的にロシアをイメージしてしまう。お店の中に公衆電話があります。


天気予報では、降水確率40%でしたが晴れ間が!

本日のまちあるき出発です。

 

 

 

ロシア1

1件目は、東欧の雑貨をそろえるハーロンヌービルさんへ。

西宮神社右手の小路を下ると、白い壁のおしゃれな雑貨屋さんがあります。

窓のディスプレイにはキラキラのクリスマスデコレーションが!おしゃれです。

ロシア2

ちょうど店長さんは、先週チェコに買い付けに行ってチェコ雑貨が並べてありました。

ボタンとか、消しゴムとかおしゃれすぎる・・・・

 

ロシア3

ハーロンヌービルの案内のパンフレットを1部づつ頂きました。

パンフレットだけでも洒落感が違う・・・・

ロシア4

 

お次は、案内人小池さんのお店、マゼコゼに向かいます。

こちらが小池さんのお店、マゼコゼさんです。

 

ちょうど2階のギャラリーで、アイヌ刺繍展を開催中です。

ロシア5

普段は図書館ギャラリーとして2階スペースで様々な催し物があります。

また、小池さんが今回東欧、ロシアのことを選んだ理由は、このアイヌ刺繍展がきっかけだったこともあります。

ロシア6

小池さん自身は、11年前東京から長野市に越してきて、長野市の門前まちならではの素朴さに魅力を感じているとお話ししてくれました。

11年の間に長野市の町並みもだいぶ変わってきたそうです。

落ち着いた雰囲気の残る門前界隈と長野市内が、自身のお店で開催しているアイヌ伝統の刺繍展や東欧の素朴さと重なる印象があり、気に入っているそう。

 

2階には素敵なアイヌ刺繍を施してある雑貨などが展示されています。

 

ロシア7

アイヌ民族は文字に悪が宿るという考え方をしていて、文字で文化を伝承しなかったそうです。

そのため、模様やマークを服の袖などに施して、魔よけとして使われていたそうです。

ロシア8

案内人小池さんが出版したアイヌ刺繍の冊子を参加者の方々にプレゼントしていただきました。

 

お次は東南アジアを感じに!

ワールドトレックダイナー&ゲストハウスピセさんにやってきました。

ロシア11

ロビースペースは、12時からレストラン、カフェがオープン。

多国のメニューを提供してくれます。

ロシア10

こんな素敵なログチェアでゆっくりできます。
なんと手前のロケットストーブは、小池さんの旦那さんが作成。

また、ピセさんの内装も旦那さんが携わって改装してのだとか!!

ロシア13

当日はちょうどゲストハウス内の見学もでき、宿泊ルームをお見せいただきました。

 

ロシア14

個室になっていて、プライバシーも守られていますね!

なんとベッドに折り畳みテーブル設置、コンセントとライトもあります。

便利!

ロシア12

ドアノブかっこよすぎませんか・・・・

 

そして本日最終目的地のりんどうさんへ

ロシア15

赤いレンガ作りの昔ながらの純喫茶店です。

お店の中に公衆電話がある!

ロシア16

昔のアーケードゲームがテーブルになっていたり。

ライトや椅子のシートがレトロでかわいい色合いです。

ロシア18

壁に飾られている切り絵は、常連さんがりんどうさんへ作成してくれたそうです。

まちあるきメンバー全員でカウンター席へ座り、仲良くコーヒーを注文!

とっても飲みやすいビターなコーヒー。
美味しかったです。

ロシア17

ご夫婦で、喫茶店を営んでいるそうで、旦那さん(マスター?)の後ろにある毎年神社からいただいていいるダルマさんの数が営業年数なんですって!(実は前後2列に並んでいます)

今回は注文しませんでしたが、奥さんが作ってくれるスパゲッティもおいしいそうです。

またゆっくり立ち寄りたい喫茶店です。

 

本日のまちあるきは長野市にいながらも異文化も体感できるまちあるきとなりました。

参加していただいた皆様、お疲れさまでした。

劇場になったお店を巡る

2019年11月16日

11月15日(金)16:30~18:30

参加人数:    2名

 

 

【案内人】佐藤健一(さとうけんいち)俳優

 

【プロフィール】
ユニット「Tea Arrow」として演劇公演などを企画する。演劇ワークショップのファシリテーターとしても活躍中。

 

【コース案内】
長野市の「お店」と「人」を演劇で繋ぐ「劇的NAGANO-project」。その企画者である案内人と一緒に会場となったお店や縁のあるお店を巡ります。

【コース】

楽茶れんが館

hiyori Cafe···最新公演「アカツキ」の会場となったカフェ。当日お休みのため外観を眺めながら少しお話を。

Mulberry Delicatessen & Cafe···「かみおるよる」にてドリンクを提供頂いたお店。お飲み物と一緒におしゃれな店内を堪能。

オレンジ・ペコ···美容室を舞台とした「かみおるよる」の会場。珍しい美容室での公演に至った経緯などを実際の空間で語る。

ROSEBERY CAFE···人気シリーズ「藪入きたりて」の会場である複合エンタメカフェ。公演会場の3Fホールを見学した後、1Fカフェでお食事を。


 

11月中旬になり日が落ちるのが早くなりましたね。

本日のまちあるきは夕暮れとともに出発です。

劇場1

 

なんと今回のまちあるき参加者は、女子高生2人のみ(キャンセルが相次ぎ2名に…)

(年の差も感じつつ)ドキドキしながら出発です。

劇場2

出発時の自己紹介でもお話しされたのですが、案内人の佐藤健一さんは、ドラマなどに出演されたりラジオのトークなどを任されている、俳優さんです。

 

劇場3

佐藤さんは Tea Arrow(ティーアロー)という劇団ユニットを組まれていて、劇的NAGANO-PROJECTという一般のお店で演劇を公演活動(ショー)を開催されています。

 

その劇的NAGANO-PROJECTで実際に劇場として使われたレストラン、1件目は hiyori cafeさんに到着です。

劇場22

hiyori cafeさんで、今年7月に「アカツキ」というヴァンパイアの物語を公演されました。

お店には窓がないため、演劇を公演するには暗転などがしやすい利点が多く、hiyori cafeさんを公演会場に選んだそうです。

 

劇場4

次の目的地、Mulberry cafeに向かう道中の花蔵さんにても、よく演劇やイベントを行っているそうです!

劇場7

このツタハウスも紅葉がきれいですね。

劇場17

Mulberry Delica tessen and Cafe さんに到着です。

劇場8

店内はニューヨークっぽいスタイルで、デリを選んで持ち帰りなどもできます。

劇場10

美味しそうなケーキがショーケースに!

ケーキセットを注文。

 

劇場9 劇場8

マフィンも選べる~♪美味しそうです

 

劇場12

イチジクのタルト♪

劇場13

それぞれお好みのケーキを注文し、ティータイムとなります。

こちらのMulberry delica tessen and cafeさんが、今日尋ねる美容室で公演された「かみおるよる」にてドリンク提供をしてくれました。

劇場24

また、mulberry delica tessen and cafeの2階もステージとなっており、長野の町並みを背景に演劇をしたらとても素敵だねとお話ししてくれました。

劇場11

本日参加の女子高生2人は、ミュージカルに興味があり、見に行くことがよくあるそうです。

そのお気に入りのミュージカルの役者さんが、本日の案内人佐藤さんのお弟子さんなんだとか!

変化球な共通点で女子高生ともお話が盛り上がります。劇場14

お次は美容院 オレンジペコさんへ到着。

女子高生ズも普段はあまりこういう美容室へ来ないそうで、新鮮そうでした。

劇場15

最近改装したそうで、きれいでおしゃれ!

 

 

劇場16

佐藤さんに案内され、美容室の2階へやってきました。

この2階が、「かみおるよる」というヘアスタイリストと悲しい女性の物語の演劇を公演しました。

佐藤さんの実際公演を行ったときのお話などを聞かせていただき、実際に営業しているお店や美容室で演劇をするということは、本当に珍しく会場となるお店にとっても演劇を公演する側にとってもとても貴重な経験であり、またそこに見に来られるお客さんも素敵な機会となっているんだなあという印象でした。

劇場18

最後に、複合エンタメ施設(!?)のRosebery Cafeさんに到着です。

こちらの3階ホールにて、「藪入きたりて」という探偵事務所物語を公演。

その劇は昭和初期のお話だったので、まさにRosebery Cafeさんの素敵な窓やレンガの壁の雰囲気が佐藤さんの中でぴったり重なったそうです。

普段はライブなどで使われているホールのため、音響が抜群!

佐藤さんのまちあるきのお話を聞けばきくほど「魅せる」ことへのこだわりや視点は役者ならではという印象を強めました。

劇場19

1階へ戻り、カフェレストランのスクリーンで実際の公演のDVDを見つつ、すこし会話を弾ませ、本日のまちあるきを終わりました。

劇場20

 

今回もまちあるきお疲れさまでした。

参加してくれて本当にありがとうございました!(^^)

 

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