REPORT

ロック虎の穴への道

2023年12月26日

12月13日(水)16:00~18:00
参加者:5人

【案内人】
石田 三紀 《 いしだ みき》(ロックバーカルト経営)

35年前の権堂に姉妹でカルトを開店し諸々の事情で閉店。2022年秋に娘の「凪」と再開する。BAR営業の他、アコースティックLIVEやDJイベントなども企画しております。

【コース案内】

耳から聴く音より、心が動く音。店内に流れる音は空間づくりに欠かせない。心地よく、個性的に空間を演出している店舗をご案内します。ほろ酔いで一緒に歩きましょう♪

【コース】
楽茶れんが館

レインボー カフェ

ランチからカフェタイム、通しで夜はお酒も楽しめる。食事もおつまみも充実の上ウマイ!何と言ってもオーナー“イットク”の人柄で人が集まる。そして、さりげなく鳴るBGMが私好みなのだ。

シーシャ場 円

シーシャが楽しめるお店なのだけど… シーシャは吸わずに店長“ナカズさん”のゴハンを食べに行く。これがめっちゃ旨い。奥のちゃぶ台に座るとますます実家に居るみたい。ああ~落ち着く。いい音はもちろん、ナカズさんチョイス♪

カルト

芝居小屋がテーマの内装ですが、ロックBARです。怪しくて入りにくいのですが、良かったらお試しください。

12月13日(水)、ロックバー カルト経営石田三紀さんの「ながの門前まちあるき」を開催しました。テーマは、“ロック虎の穴への道”です。先週のまちあるきは、12月?とは思えない程の暖かさ(気温は14度)でしたが、とは言っても、12月ですから、日が進めば寒さも進む…。今回も天候に恵まれましたが、しっかりコートを着て、防寒ばっちりで、いざ、“ロック虎の穴”への道を歩いてきました!

今回は、ロックバー カルトを経営する石田三紀さんが、空間をつくるのが上手なお店を紹介してくださいました。

店内の空間づくりには欠かせない音楽とともに、心地よく、個性的に空間を演出しているそれぞれのお店で、“音”と“空間”と“美味しいモノ”を楽しみながら“ロック 虎の穴”への道を行きました。

今回のまちあるきには、「門前まちあるき」が大好きで、20回以上参加してくださっている常連さんの方々をはじめ、半数近くの方が初参加でした!遠くは「信濃町」、そして今年の春「大阪」から長野市に移住された方、更には紙面の告知を見て応募された方など、幅広くご参加いただきました!

ロックなだけに“音楽好き”が多く集まり、トークが尽きないとても賑やかなまちあるきになりました♪♪

楽茶れんが館を出発し、しまんりょ小路に向かいます。“初めまして”のみなさんなので、自己紹介兼ねてトークも弾みながら1件目のお店を目指します!

レインボー カフェ

ランチからカフェタイム、そして通しで夜はお酒も楽しめるお店。

「店内の小物がかわいい」、「トルコ風ランプに癒される」等、店内の“オシャレさがいい”と評判です!

お店の名前の由来は…「忌野清志郎のアルバムから…」とのことです。♪♪(^_^)

見てるだけで楽しくなってしまうような店内空間!(^O^)♪♪

オシャレな店内には、手作りアクセサリーなども飾られていて、購入も出来ます!!こういったさり気ない演出も、心くすぐります★★★

あら、可愛い♡

この子たちは、いつか、誰かのところに旅立ってゆくのかな…?(^_^)

元料理人のオーナー“イットク”さんの提供するメニューは、キッシュ、ハンバーガー、パスタなどが美味しくいただけます!ケーキセットも◎で、“楽しそうなメニュー”が評判のお店です!

懐かしい感じがする“クリームソーダ”!つい、飲みたくなります笑

案内人石田さんも大絶賛のオーナー“イットク”さん。

“イットクさんがいるからお店に行く”、“イットクさんの人柄で人が集まる”。納得です!

初対面のみなさんも、美味しいお茶と心地良い空間があれば、和気あいあいと仲良くなり、ロックなだけに音楽話や関西トークなどなど…、笑が絶えない楽しい時間となりました!

さて、レインボーカフェさんを後にして、次のお店を目指します。

“ロック 虎の穴”へ続く道の途中にある、案内人石田さんオススメのお店を紹介してもらいながらまちあるきをしていきました。

あいにく営業時間外のお店が多かったですが、どれも“入ってみたくなる”お店でした。

シーシャ場 円

2軒目は、シーシャ場 円(en)さん。

シーシャが楽しめるお店で若者なども多く集まるお店。

でも…、「シーシャは吸わずに店長“ナカズさん”のゴハンを食べに行く。これがめっちゃ旨い!」と案内人石田さん曰く…。

店内に続く階段もとてもアートなオシャレ空間!

さりげなく飾られているものもとてもオシャレ!

店長の“ナカズさん”は元パティシエ。お料理とスイーツがとても美味しい!と評判です。

皆さん、魅力的なメニューに悩みながらも、オススメの自家製ジンジャーエールと、アップルパイやそばミルクのプリンのセットで、そして豚汁の注文率が高く人気でした♪

コクと深みのしっかりした味わいの豚汁!

普通のプリンより食べごたえがあり、しっかりそばの味がするそばミルクのプリンは、何個でもイケちゃう美味しさ!

アップルパイもおいしい!!

と皆さん大満足のようでした。「店長“ナカズさん”のゴハンを食べに行く。」という、案内人石田さんの言葉も頷けます。

カウンター席もオシャレでイイですが、奥のこたつに座れば、まるで実家の自分の部屋に帰ってきたかのような、思わずそのまま横になってしまいそうな居心地の良さが、素敵な空間でした!!“ああ~落ち着く。”

つい、長居してしまいそう(^_^)

楽しめるものもたくさんあります!

懐かしいものもあります!!

服も買えます。ナカズさんが描く「手描きの服屋 青彩衣(あおさい)」

アクリル絵の具で、一枚一枚直接服に絵を描くため、同じものは作れません。世界に一枚しかない服。

現在、可愛い似顔絵を描いているやまはるさんの『絵と言葉展』開催中。元気や勇気をもらった言葉や大好きな言葉が、素敵な絵とともに飾られています。

他にも、色んなイベントあります!お店に続く階段の“黒板”でチェックできます。

いよいよ、本日最後のお店“ロック 虎の穴”へ向かって道を進みます!

カルト

35年前にお姉さんと開店した“カルト”。一度閉店しましたが、2022年秋に娘の「凪」さんと再開したお店。

“わざと入りにくくした入口の絵”は、案内人石田さんとお姉さんで描いたそうです!アートな世界観が目を引きます!!

“怪しくて入りにくいのですが”という店内に一歩足を踏み入れてみると紅い世界が広がります。

壁一面に、たくさんのアーティストのサインが!

芝居小屋がテーマの内装で、唐十郎の『紅テント』がコンセプト。だから“紅い”んです!と店内空間について語ってくれました。“テント小屋のセットの中”のバーをやりたかった、という思いがとても伝わってくる見事な世界観です。でも、“ロックBAR”なんです!笑

淹れてくれたコーヒーのいい香りが店内に広がります。

オシャレなコーヒーカップと、こういうちょっとつまめるお菓子たちに、テンションが上がります。ついつい長居したくなっちゃう…。

“怪しくて入りにくいけれど、入ってしまうと居心地がいい。”ついまったり、雰囲気を楽しめる空間です。

「こういう変なお店が増えてくれたらいいなぁ(笑)」、「ネオンホールとロキシーがあるからこの場所にした。この辺りを一大音楽エリアにしたい!」、「絵描き、お芝居、映画、音楽etc…、ジャンル問わず色んな人が集まるサロンにしたくて」とお店への思いも語ってくれました。

この丸窓が気に入ってこの物件にしたそう。自分たちで絵を描いて紅く塗りました!

外から見ると万華鏡のように見えるオシャレスポットです♪

娘の「凪」さんと。(withプレゼントでいただいたというオシャレな“猫ポット”)

仲良し親子(^_^)

ギターウルフのセイジさんが来店された時のサインも発見!!

長野の音楽事情も、ライブやDJイベントをやっている場所って、もうあまり無いのだと思っていましたが、実はまだまだ結構あるんだな、と再発見できました♪

ここ、カルトでも毎月『CULT FICTION』というイベントを開催しています!ぜひ、インスタcheckしてね!

音楽めぐりのまちあるき回は今まであまりなかったけれど、自然と“音楽をやっている人”や“音楽好きな人”が多く集まった回でした。参加者さんからも、「楽しかったー!!」「この楽しさをどう伝えたらいいのでしょー!」というお声もたくさんいただき、みなさんも今回のまちあるきを通して、まちの魅力の(再)発見や新たな気づきがたくさんあったようでした♪♪

さあ、いざ“ロック虎の穴”への道です。

書:ギターウルフ セイジ