REPORT

長野の路地は面白い

2024年3月16日

3月9日(土)9:30~12:00
参加者:7人

【案内人】
楊 健勇 《 ヨン ケンユウ》(1166バックパッカーズスタッフ)

香港生まれの香港人。ワーキングホリデーで長野に11ヶ月滞在中。

【コース案内】

8年前に一人旅で長野市に来て長野市が大好きになりました。ここは香港とは大きく違い、狭い路地にたくさんの発見があります。ボクの発見を一緒に楽しんでほしいです。

【コース】
楽茶れんが館

福生稲荷神社

城山公民館の裏の人目につかない場所にある小さな神社です。御神体は狐に乗った天女の姿の荼吉尼天(だきにてん)だそうです。朱色の鳥居がたくさん並んでいます。隠れた場所にあるので知らない人も多いかもしれません。

おでん屋ひろびろ

鶴賀の路地裏にあります。夜「おでん」の提灯が灯る時だけ現れる居酒屋です。店内はあまり広くないですが、とても良い雰囲気です。

山崎書店

昭和通り沿いの「古書」という大きな文字が目印です。店内には陳列された本と積まれた本でできた狭い本の道があり、まるで迷路のようです。

コトカフェ

中央通りの細い路地に2023年春にオープン。ライトの点いた階段を上がった先にある隠れ家のようなカフェです。窓がない閉ざされた落ち着いた空間でデザートとコーヒーを楽しむことができます。 ※実費必要

3月9日(土)、1166バックパッカーズスタッフ楊健勇(ヨンケンユウ)さんの「ながの門前まちあるき」を開催しました。テーマは、“長野の路地は面白い”です。8年前に一人旅で長野市に来たことがきっかけで長野市が大好きになり、今回はワーキングホリデーで長野に滞在中。長野に住んでまだ1年未満ですが、頑張って覚えた日本語と、明るく人懐っこい性格で、参加者のみなさんともすぐに打ち解け、和気あいあいとても楽しい路地裏さんぽとなりました♪♪♪

「狭い路地が好き」という楊さん。普段からこの場所にいる私たちでは気づかないような、外国人ならではの視点で、“楊さんの発見”が、私たちにまた新しい“まちの魅力”を教えてくれた気がします!

天気予報通り雪を纏い、午前9時30分、善光寺周辺の気温は3℃というお天気の中出発。まずは、善光寺さんを通って福生稲荷神社を目指します。

この時期に雪の善光寺さんを見るのも、なかなか珍しい光景ですが・・・、

雪空でしたが、朝早い、凛とした空気の中に、静かに、そして堂々と佇む善光寺さん。やはり、いつ見ても、かっこよく美しい。みんなでお参りをし、心も穏やか、清々しい気持ちの朝です。

善光寺さんの裏の景色も、雪を被るとまた一味違った美しさです。

 

梅と雪。なかなか珍しい光景に、参加者さんも思わず写真を撮りながら楽しんでいらっしゃいました!これもまた素敵ですね(^_^)

今回、「地元だけど、福生稲荷神社は知らないから参加した」という参加者さんも多く、皆さん興味津々で案内人楊さんの後をついて行きます。

福生稲荷神社

わき道の階段を降りたところに現れる、たくさんの鳥居と小さな神社。「ここは知らなかった!」心落ち着く静かな場所です。隠れスポット発見です♪

 

 

再び階段を上り元の道に戻れば、そこには立派なお庭も広がり、ベンチもあるので眼下に広がる街の景色も楽しめます。

たまには、こんな所を散歩して、街を眺めてみるのもいいですね(^_^)

福生稲荷神社を後にして、路地を下り、西宮神社の脇の細い路地も下り権堂アーケードを抜けたら、次の目的地、「おでん屋ひろびろ」です!

おでん屋ひろびろ

西鶴賀の裏路地にあり、夜「おでん」の提灯が灯る時だけ現れる居酒屋だそう。見るからに“美味しそう”なのが伝わってきます(笑)

狭い路地を歩くのが好きな案内人楊さん。「何だここは!?」と、この細~い路地を入っていって見つけたお店だそうです。“出会い”ですね!

山崎書店

西鶴賀から昭和通りに出てくると、「古書」というカッコイイ大きな文字に目を奪われ、雰囲気漂う店構えです。

一歩足を踏み入れると、懐かしい「わら半紙」のような“紙の香り”と、所狭しと溢れんばかりの本に囲まれたまさに“狭い路地”のような空間に圧倒されます。

これだけの量と、普通の本屋さんではあまり目に出来ない本たちは、お客さんから買ったり、お客さんのところへ買いに行ったり、古本交換会で仕入れるそうです。

本屋さんみたいに出版社から仕入れるわけではないので、新刊本のように“売れたらまた入荷する”ことができません。また、今はなき小さな出版社から出ているような本も、“こういう所(古本屋)”だから手に入れられるそうです。古本屋さんは「一期一会」の感動を味わえる素敵な場所だと、再発見できました!

お話をしてくださったのは、善光洞 山崎書店の山崎晴樹さん。たくさん積まれていますが、紙を入れて積んでいるので、地震が起きても倒れないとのこと!!本を知り尽くしているからこその神業でしょうか。参加者さんの「全部で何トンくらいの重さがあるのですか?」などのユニークな質問にも答えてくださり、皆さんそれぞれ楽しまれていたようです♪

山崎書店のあとは、しまんりょ小路から、細い路地を抜けて、中央通りへ。そこからまた細い路地に入り、ライトの点いた階段を上がった先に、本日のゴール「コトカフェ」があります。

コトカフェ

2023年6月2日にオープンした人気のカフェです。店名には「この場所で、食べるコト、話すコトなどさまざま“コト”をこの空間で楽しんでほしい」という願いが込められています。

今回のまちあるきでは、いつもは通ったことのない路地を歩いてみると、知らなかったお店をたくさん見つけたり、途中、案内人楊さんのお友達親子さんにバッタリ出会ってみんなでおしゃべりしたり、学生の参加者さんから80歳近い元気な参加者さんまで、みんなでお話するのがとっても楽しかったというお声も数多くいただき、“新しい出会いと交流”がたくさん生まれたように感じます。皆さんのワクワク感がとても伝わってくる楽しいまちあるきになりました♪

≪同行記録:宮島麻由子≫