REPORT

屋上星空観測会

2020年8月21日

8月21日(金) 18:30~20:30 (※曇天・雨天の場合、8月28日(金)に延期します)
参加人数: 11名
【案内人】
陶山 徹(すやま とおる)長野市立博物館 学芸員(天文)
【プロフィール】
天文学、惑星科学、物理学が専門。プラネタリウムの投影・映像番組制作、企画展の企画・実施、天体観察会の実施などをしている。
【コース案内】
屋上から見る夕暮れのまち。まちなかで見上げる夏の星空。ここちよい風にふかれながらの観測会です。
【コース】
楽茶れんが館
屋上···まちなかの屋上から夕暮れのまちを見渡します。
それから、時間の経過とともに少しずつ見え始める星を望遠鏡で観察します。

 

夕方から空に雲がかかり始め、夕立が心配されましたが夜は晴れ間が見えるとの予報を信じて、観測会が開催となりました。

不安な天気の中、たくさんの方々にご参加いただきました。

当日は新小路ビルの屋上にて、案内人陶山さんに市立博物館から天体望遠鏡を持ち出していただきました。

長野県は「宇宙県」。

標高が高いため、星がきれいに見える場所が多くあるのだそうです。

早速、陶山さんに天体望遠鏡を組み立てていただきました。

まず三脚を建てていきます。

 

今回参加していただいた6歳のおとこのこ。
星が大好きで今回参加してくれました。
望遠鏡を組み立てるところにも興味津々です。

その上に、望遠鏡の筒を支える接続部分(関節みたいな器具)を三脚に設置します。

 

(夜ということで、写真のブレが激しいのですがご了承ください。)

そこにレンズを設置した筒を装着します。

 

さらにその筒を固定するために、おもりを付けます。

そのおもりがどのくらいの重さなのか、皆さんで持ってみて確認しました。

ここで、望遠鏡のレンズの仕組みや倍率の説明をして頂きました。

また、この季節に見える天の川と星の紹介をして頂きました。

 

1等星を観測するには、山間地よりもまちなかの方が見つけやすいということで、晴れ間に星を見つけて一喜一憂しながら、観測会を楽しみました。

木星、土星もはっきりと見ることができました。また、今回の参加者の方々は星が好きな方々が多くいらっしゃって、スマホ用星アプリなどをそれぞれ紹介しあい会話が弾みました。

 

読めない天気が不安ではありますが、星を観測できるまちあるきは違う季節にも開催してほしいという声もいただき、無事星空観測会を終えました。