REPORT

門前リノベ・店主と一緒に工事したお店

2018年2月16日

10:00~12:00
参加者: 15人

 

 

【案内人】小田切隆一

古民家工房URIWARI・小田切電設

 

 

【プロフィール】
八年前長野市への移住と同時に、門前リノベ物件の工事に多数携わる。

実は本業の電気工事より、セルフビルドのアドバイスやお手伝いの方が

楽しくて好き?!

 

 

【コース案内】
門前のリノベーションでは、

店主自らがホコリにまみれ工事に参加したお店もたくさん。

慣れない作業は思った以上に大変で、

不安や緊張も加わってものすごいエネルギーが必要だったはず。

でもそれは建物や町への愛着を深め、

歴史を継承しながら自分の色を加えていく過程。

今回はそんなお店を、工事のウラ話盛りだくさんで巡ります。

 

 

【コース】
 薪窯ピザ・TIKU-

店主自ら、片付けや掃除で埃にまみれ、壁塗りにも挑んでオープン。

最初から完成形がイメージしきれていた訳ではない中、

建物が生まれ変わるまでの苦労話を。

 

 

藤田九衛門商店

こだわりのロケットストーブ型かまどがあるお店。

でも当初は“三次元”的に傾いていた!?

神代断層地震でも倒壊まぬがれた奇跡のようなエピソードも。

 

 

雑貨セレクトショップroger(ロジェ)

最初はわずか10坪、店主自らが解体したり内装を仕上げたりして

オープンしたお店。その後めずらしく同じ場所で二度の拡張工事

をしています。

 

 

平野珈琲

こちらも、店主自ら改修に携わったお店。

意外とお金をかけていないところ、意外とお金をかけたところの

メリハリが、今では“このお店らしさ”となっています。

 


 

「門前リノベ」の一つである、東町ベースに集合し、まずは北に向かって「薪窯ピザ・TIKU-」へ。店主の中澤さんから、この場所にお店を開くことになった経緯から、工事途中のエピソードまで、実際の箇所を示していただきながらお話を聞かせていただきました。

 

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また、小田切さんからも照明のポイントなど、工事するときに知っておくとタメになる知識も。

 

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ポカポカの日差しの中、さらに北に登り「藤田九衛門商店」に。

 

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じつはこの場所には、なんとも〝縁〟を感じてしまうというお話が。それは、建物に手を入れた直後、地震に遭遇。しかし、改修していたおかげで倒壊は免れた。といったこと。もしも藤田九衛門商店が始まっていなければ、このまちから古き良き建物が一つ失われていたかもしれません。

 

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仲見世通りを横切り、向かった先は「雑貨セレクトショップroger/ロジェ」。開店当初は10坪からの面積でスタート。その後、売り場面積を徐々に広くし、成長していったお店。

 

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プロではなかなか思い浮かばない、壁にエアメールを貼り付けるというにくいアイデアも見受けられました。

 

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最後は「平野珈琲」でお茶休憩をしながら、店主の平野さんを交えてお話を。お金をかけるタイミングを見計らいながら、お店を育てていく。これからも楽しみになるような、そして自らがお店を始めるときにとても参考になりそうなお話。

 

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「門前リノベ」、やっぱり皆様関心が高いようで、定員越えの参加者数。残念ながら、お断りしてしまった方々、申し訳ありませんでした。
さて、案内人の小田切さん。店主が自らのお店に愛着があるのはもちろんですが、工事に関わった小田切さんも、それぞれのお店に〝愛〟を持って作り上げてきたのだな、と感じました。しかもそれは、店主さんにも負けず劣らずの熱量。こんな風に支えてくれる、人がいるまち。とても心強く感じます。

 

(受付・同行・撮影 高島)