REPORT

私の善光寺門前町

2021年4月22日

14:00~16:00
参加者: 7 人

【案内人】中島夕絵
善光寺びんずる市実行委員

 

【プロフィール】
10年前、生まれ育った門前に東京から帰郷。
町の有志と毎月第二土曜日に善光寺境内で手づくり市を開催。

 

【コース案内】
生まれも育ちも門前の私が、門前の文化や楽しみ方をお伝えします。
観光視点とは違った「へー」や「ふーん」を知ることで、
善光寺さんはいつも私たちの側にあることを感じていただけたらうれしいです。

 

【コース】
仲見世
何気に歩いていた仲見世通りの歴史と今をお伝えします。

善光寺本堂
お参りのポイントや内陣についてお話します。

東庭園

やよい茶屋にて甘酒やサイダーで一服しながら、境内の桜を楽しみましょう。

竹風堂大門店

意外と知られていない文化的な魅力のある竹風堂さんで、
栗あんみつでもいただきながらお話しましょう。

 

 


 

案内人の中島さんは生まれも育ちも元善町。

元旅館の立派なご実家は仁王門の目と鼻の先にあります。

 

 

「ここの〇〇さんはね、とっても〇〇でね」と、案内はすべてご近所トーク。

一般のガイドさんには真似できない話の説得力と親近感がありました。

 

 

毎年、予約の争奪戦になっているという「2月28日藤屋の日」。

「Somthing Red」など各年のテーマが決まっていて、それに沿った服装とお料理を楽しむ会があるそうです。

5000円ほど(値段は目安です)で、ほんっっっと~においしいお料理(原文ママ)を楽しめるとのこと。

 

 

「参加したいわ」というつぶやきがあちこちから漏れました。

みなさん、来年の幸運を祈ってますね。

 

 

大本願の門にある菊の紋章。かつては皇族の方が尼となって入られていたことを示しているそうです。

昔は本意ではなく尼となられる方もいたそうで、中島さんのお母様が目にしたちょっと切ない思い出話も伺いました。

(これからこの御門を見る目が変わりそう)

 

 

仲見世通りへ。

ここ一帯のまちの方々やお店の方々がどうやって暮らし、商いをし、善光寺を支えているかを伺いました。

 

 

中島さんが小学校の帰り道に鯉や亀に給食で余ったパンをあげて遊んだ大勧進前のお堀。

善光寺さんが絶妙な角度で入るフォトスポットも教えてもらいました。

 

 

昔の馬小屋のなごり。

 

 

善光寺さんはペットも参拝OKですが、おしっこによる柱の劣化が近年問題にもなってきているとか。

 

 

こちらは参加者の方が教えてくれた、初詣の時に登場するおみくじの自動販売機。

中島さんは知らなかったとのことで、案外近すぎると目に入ってないものもあるんですよね。

 

 

善光寺お盆縁日は「絶対楽しいから来てほしい!」行事。

中島さんがいるあたりにお坊さんのDJブースができて、みんなで盆踊りをしながら盛り上がるそうです。

 

 

東庭園へ。

 

 

風が冷たかったので、やよい茶屋での休憩は省略して葉桜を愛でながら歩きます。

 

 

庭園の隣にできた長野県立美術館。

 

 

現在は土堤防がありますが、東庭園と県立美術館がひとつながりになったら…

という中島さんの想いも伺いました。もっともっとできることの可能性がひろがりそうですよね。

 

 

最後は希望者だけで竹風堂さんでお茶休憩。

 

 

この日はアイスクリームにマロンペーストをかけたものを注文する人が多かったです。

 

 

おいしかった!

一階のお店で瓶詰めでも売られているそうです。

 

(同行:大日方)