英語で七福神めぐり
2019年1月19日
13:00~16:00
参加者:11人
【案内人】ダイスヤマカワ
門前英会話教室 主宰
【プロフィール】
本名:山川大輔。2010年英会話トレーナーとして起業。工作や遊びを通じて英語のシャワーを浴びせるスタイルの英会話レッスンやイベント等を行っている。
【コース案内】
善光寺表参道周辺の寺社などに点在する七福神のうち、六福神をめぐります。アジア的な神々を英語で楽しく解説します。
【コース】
東町ベース
↓
苅萱山西光寺・寿老人
長寿を象徴した神で、老子が天に昇って仙人になったものとされる
↓
西後町秋葉神社 十念寺・福禄寿
南極星の象徴、泰山伸君を擬人化した福と高禄(財運)長寿の三徳をつかさどる神
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蓮池山往生院・弁財天
インド河の女神。音楽をつかさどり、学問と技芸、雄弁と知恵を授ける
↓
楽茶れんが館
明治45年「信州中牛馬合資会社」という運送会社の社屋として誕生し現在は国登録有形文化財でもある赤レンガ造りの西洋館でひとやすみ。
↓
御本陳藤屋・布袋尊
弥勒菩薩の化身ともいわれる古代中国の禅僧契此
↓
西宮神社・恵比寿天
商売繁盛・家内安全・五穀豊穣・除災開運など広大なご神徳を称えられる神
↓
世尊院・毘沙門天
仏の世界の北方を守る守護神のひとり
前日から当日にかけてご予約が一気に入り満員御礼でスタート!
まずは表参道ではなく裏道的な小路を通って「西光寺」を目指します。
しまんりょ小路で最初にダイスさんが立ち止まって指差したのは通称「ぽえむの泉」。
小路めぐりはまだまだつづく。
狭。
この小路を抜けるととある場所に出て、少し歩くと一気に道が開けます。
中央通り(表参道)です。
中央通りを北上して「西光寺」着。
まずは各々お参り。
御朱印台帳を購入しに走る人もいらっしゃいました。
こちらが長寿を象徴した神様「寿老人」。
老子が天に昇って仙人になったものと言われています。
「西光寺」から「十念寺」へ移動。
道中の道なりには以前そこに川が流れていたなごりも垣間見られました。
「十念寺」着。
正面の大佛堂に祀られているのは大きな金色の出世大仏。
そしてこちら(右奥のケースに祀られたご神体)が南極星の象徴「泰山伸君」を人格化した福・財運・長寿の三徳をつかさどる神様です。
中央通り側の参道入口には、このお寺が源頼朝によって開基されたことが記された石碑もありました。
西後町から北上して権堂アーケードへ。
「往生院」着。
「御影堂(みえいどう)」と言われる本堂にお参り。
本堂の横に祀られているのが弁財天。音楽をつかさどり、学問と技芸、雄弁と知恵を授けるインド河の女神様で、実はこの祠の下にも本物の川が流れているとか。
3ヵ所を一気にめぐったところでそろそろ真冬の風に指がかじかんできました。
ここで一行はお茶休憩に入ります。
立ち寄ったのは「楽茶れんが館」。「信濃中牛馬合資会社」という運送会社の社屋として、今から100年以上前に建てられた赤レンガ造りのレストランです。
あたたかい飲み物で身体もあたたまったところでいざ後半戦へ。
藤屋御本陣陳前の「布袋尊」にお参りしてから「西宮神社」へ向かいます。
この日は初えびす当日だったこともあり参道前は大変な賑わいでした。
お種銭行列の横をすり抜けて本堂へお参り。
ここには商売繁盛、家内安全、五穀豊穣、除災開運など、広大なご神徳を称えられる「恵比寿天」が祀られているとか。
そして「西宮神社」前の賑やかさから一転。
どことなく厳かで静寂な空気に包まれた宿坊通りを抜けて、最終訪問地である「世尊院」を目指します。
「世尊院」着。
祀られている「毘沙門天」は仏の世界の北方を守る守護神のひとり。
ちなみにお参りのために本堂に上がる際に皆が踏みしめる階段の板にはご開帳時の回向柱が再利用されているらしいです。
本日お集まりくださった皆さんは「英語」という第二の共通言語があるからか道中もとても賑やかでした。ダイスさんの説明が「お帰りも気を付けて!」で締めくくられると、「またね~」と口々に言い合って軽やかに帰路に。
「またぜひ開催してください!」との熱烈なリクエストも何名かの方からいただいたのですが、たぶんまた案内してくださる機会はあるのではないでしょうか?!(ダイスさんの「英語で七福神めぐり」はまちあるきの秋冬の風物詩になってきた感すら同行人はしています)
ダイスさん、いつもありがとうございます。
参加者のみなさん、いつかの次回もお楽しみに。
(同行:大日方)
門前おさんぽ絵日記
2019年1月15日
10:30~13:00
参加者: 2人
【案内人】ながはり朱実
ながはり朱実制作室 主宰
【プロフィール】
生活からにじみ出る泥臭い主婦感覚で日々を切り取るイラストレーター。長野県民歴46年、長野市民歴20年。
【コース案内】
その日その場所を歩くからこそ見えてくるものを、かたちに残しませんか。かんたんな白地図を片手に、感じたことを地図に書き込みながら散歩しましょう。
【コース】
東町ベース
↓
マチス
お絵描きの相談や悩みを聞いてくれる街の頼れる画材屋さん。散歩の始めに、今日のことを記すための大切なペンを物色するのも楽しいかも。
↓
権堂アーケード
雪が降っても雨が降っても、いつもそこにはアーケード。どんな天候でも変わらず歩けるこの通りには、小さな発見が詰まっています。
↓
団地堂
個性的な本屋さん。多岐にわたるマニアックな本に混じってよくわからないものも売っているのが魅力。
↓
まいまい堂
おさんぽしたあとはビターなコーヒーとオリジナルカレーで。それぞれが感じた「おさんぽ」を振り返りましょう。
本日のテーマは、道中の思い出を地図上に描いてたのしむ「おさんぽ絵日記」。
ただ案内人のながはりさんいわく「描くことは実はそんなに大切ではなく、一番はとにかく楽しく気楽に!」とのこと。
完成形は何でもOK(むしろ完成しなくてもOK)と、極限までハードルが下がったところで、いざスタートです。
ところが歩きはじめると、目に入るものすべてが新鮮に映ってメモが止まらない一行。
「あの向こう側に見える山の名前知ってます?」
「あさひ山って言うらしいですよ」
「この火の用心の鐘めずらしい」
「ここは昔、消化器メーカーがあった場所で…」
早くも前に進みません。楽しい!
路地を突き当たると「天神社」という神社に着きました。
境内をしばし散策。
「あれ?傾いてません?」の一言に「ほんとだ~」と本堂の横にあるお社をながめる一同。
「天神社」の北側にある路地には“とある秘密”も。
「実はここ、まちあるきパンフレットの表紙イラストになっているんですよ」
わ、ほんとだ!
目線を下ろすと今度は道端にたくさん散らばった銀杏に目が留まりました。
みなさんはいかにしてあの臭い部分を取り除くか知ってますか?
お次は道端のお宅とその横の電線にまで絡みついた木。
どっさりキウイが実っているのを発見しました。
「キウイって長野でもできるんだ…」
「けっこうたくさん見かけますよ」
「電線にからまってるけど大丈夫かな」
「なんとも芸術的」
ここでも十人十色の感想噴出。
ようやくようやく「マチス」到着。
絵や版画、そのほかさまざまなよろず相談を、店主のかなこさんが画材から一緒に考えてくれる“まちの頼れる画材屋”さん。
色とりどりな光景に心が躍る店内。
「パラパラまんが帳」なるものも。
(学校の教材にも使われているらしい)
「マチス」出発。
道を南下しはじめると道端に水くみポンプ(?)を発見しました。
皆で珍しがっていたら、向かい側の太平堂のおじさんが「夏は普通に使ってるよ」と教えてくれる一コマも。
市立図書館前では駐輪場脇の植木を鑑賞。
こちらの木は長野市で一番最初に咲く「露桃桜(ろとうさくら)」です。
中央通りを南下。
北野文芸座の横では道祖神の祠を発見。
権堂アーケード到着。
路上には明日からはじまる初えびすの旗が賑々しく飾られていました。
「だんち堂」着。
古本、古道具、エトセトラを扱うお店。
お店の特色は?の問いかけに「う~んそうですね~」と三回繰り返したあと「ない、ですかねぇ…」という答えに笑顔でたどり着いた店主の飯田さん。
とにかくおもしろいものがいろいろある店内。でも別に狙ってそうしているわけでも、ない。
こちらは「見るたびになぜかちょっとずつ中味が減っている小瓶(ながはりさん談)」。
絵本「算数の呪い」。
「だんちどう」の消しゴムハンコもかわいかった。
「だんち堂」を十分堪能し、終着点の「まいまい堂」へ。
入口横の螺旋階段はお店のシンボルであり、店名にある「まいまい」のゆらいにもなっている。(螺旋→エスカルゴ→まいまい)
「まいまい堂」を運営する「オフィスエム」の本業(?)は出版社。
しかしながら、喫茶スペースのある古本屋「まいまい堂」や、ミニコンサート・ギャラリー・上映会等々に使われるフリースペース「からこる坐」、信州新町の信級では「食堂かたつむり」を運営し、「のぶしな通信」なども発行したり、いわゆる出版業にとどまらない展開もしています。
ながはりさんいわく、どの活動も出版社という軸足から派生した人や情報発信方法によって「オフィスエム」だからこそできるユニークな取り組みになっているのだとか。店主であり編集長でもある村石さんからは逆に「まいまい堂」をやったことで、出版社をやっているだけでは出会えなかった人たちにも出会えているというコメントも。
そして最後はお待ちかねのまいまい堂オリジナルカレー!
ほくほくの小豆ぎっしり。まいまいしるこ。
ちなみにこの日はまちあるきを十分堪能したので、あえて絵日記は完成させないことになりました。
各々がオーダーしたカレーやお汁粉をいただきながらゆるゆると道中を振り返りつつ雑談に花を咲かせたのもまた楽しかったです。
「絵日記」というテーマがあるだけで驚くほど景色が新鮮になったまちあるきでした。
(同行:大日方)
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